アイコンが赤いザリガニのようなデザインであることから注目を集めているオープンソースのAIエージェント「Open Claw」が今、中国で話題をさらっており、Open Clawを訓練することを指す「ザリガニ飼育」がAI業界の新たなトレンドとなっている。
広東省深セン市竜崗区が7日に発表した「深セン市竜崗区のOpen Claw&OPC発展サポートに関する若干措置(パブリックコメント案)」(以下、「ザリガニ10条」)は、「スタートアップのコストゼロ」を最大の目玉として、世界のAIエージェント開発者、個人の開発者、1人で設立・運営する会社「OPC(One Person Company)」の創業者を対象に、支援の手を差し伸べ、こうした人々が起業する場所を探す際、第一の選択肢となるよう取り組む措置となっている。
同措置は、プラットフォーム企業が「『ザリガニ』サービスエリア」を構築するよう奨励し、開発者に、Open Claw実装サービスを無料で提供し、複雑な環境づくりを巡る悩みを解消する計画となっている。
竜崗区は低空域飛行活動による経済形態「低空経済」やスマート交通、医療・健康、都市管理といった分野の大規模な質の高いマスキングされたパブリックデータを公開し、パブリックデータの使用コストを低減させる計画だ。データ管理やデータラベリングといったサービスを利用してOpen Claw開発のために使う企業を対象に、費用の50%を補助することになっている。また、プラグアンドプレイの「ザリガニパック(AINAS)」ハードウェアを購入した場合は、市場価格の30%を補助金として支給する。
AI技術が進歩するにつれて、スマートツールや整備されたサプライチェーンを活用して、競争力の高いOPCを運営するというのが現実的に可能になっており、「ユーティリティープレイヤー」の「Super-individual」が続々と登場している。今回発表された措置はOPCを対象にしたオーダーメイドのサポート案となっており、個人事業者(主)が「身軽」に起業できる体制が整えられている。
また、起業初期のコンピューティングやモデルなどを巡るボトルネックを打破すべく、新たに同区で起業することが認可されたOPCコミュニティー企業に3カ月の無料コンピューティングが贈呈される。条件を満たす区内のAIGC(AI Generated Content)関連企業が中国国内の大規模言語モデルを使って創作・生産を行った場合、使用にかかった費用の30%を補助し、1社当たり最高で年間100万元(約2300万円)受給することができる。
同措置のパブリックコメントが現在募集されており、今年から3年間を期限に施行される計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











