米経済誌フォーブスは10日、3月1日時点でのデータを基にした2026年版の「世界長者番付」を発表した。過去1年、世界の億万長者の資産は未曾有のペースで増加し、その資産規模は急速に拡大したほか、1987年に番付が発表されるようになって以降、過去最多の3428人が名を連ねた。
昨年より5人多い20人の保有資産が1000億ドルの大台を超えており、富の集中がより際立つようになった。2017年の時点で、保有資産1000億ドル以上の「センティビリオネア」は0人だった。「センティビリオネア」20人の保有資産は合わせて3兆8000億ドルに達した。つまり、3428人のうちの0.5%に当たる20人が、億万長者全体の資産の約5分の1を保有している計算になる。
フォーブスのChasePeterson-Withornシニア編集者は、「過去1年は、億万長者のための1年だった。その間に、人工知能(AI)が促進した株式市場の繁栄が、資産を想像を超える高みに押し上げた。世界において、1日平均1人以上の億万長者が誕生した」と説明した。
番付を見ると、電気自動車メーカーのテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が2年連続で首位に立った。総資産額は約8390億ドルで、史上最も裕福な人となった。また、資産総額が8000億ドルの大台を超えた史上初の人物にもなった。
2位と3位は米IT大手グーグルの共同創業者・ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏で、4位はアマゾンの創始者・ジェフ・ベゾス氏だった。
今年の番付に名を連ねた億万長者のうち、少なくとも86人の資産はAIと密接な関係があり、保有資産額が計2兆9000億ドルに達したことは注目に値する。
中国の億万長者を見ると、バイトダンス(字節跳動)の創業者・張一鳴(ジャン・イーミン)氏の資産額が693億ドルで中国首位となり、世界では26位だった。27位には飲料水メーカー・農夫山泉の創業者・鍾睒睒(ジョン・シャンシャン)氏が681億ドルで続いた。中国3位となったIT大手テンセント(騰訊)の共同創業者・馬化騰(ポニー・マー)氏の資産額は538億ドルで、世界33位だった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











