2026年3月18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ホルムズ海峡でイランによる「選択的な開放」が行われる中、中国の大型国有タンカーが航行を拒否していることを報じた。
記事は、紛争勃発後に海峡を約90隻の船舶が通過したものの、その中に中国大型国営企業のタンカーは1隻も含まれていないと紹介。
また、中国関連船舶の通航量が急激に減少し、同期間の通過数はわずか11隻にとどまっており、その大半がばら積み貨物船などで、大手船主が運航するタンカーの通過は皆無であると伝えた。
その上で、中国国有タンカー船隊が安全や損害保険上の制約、政治的リスクを理由に同海域への進入を拒否している状況を説明。現在、少なくとも17隻の超大型タンカー(VLCC)が航路を変更し、紅海へ迂回する措置を取っていることを報じた。
記事はホルムズ海峡の船舶航行状況について、一部の船舶が攻撃リスクを抑えるため、中国との関連や中国人乗組員の乗船を偽装して航行していると指摘。また、インドやパキスタン政府が交渉を強化した結果、両国関連の船舶がイラン側の許可を得て通過に成功した事例を紹介した。
そして、現在の海峡は単純な閉鎖ではなく、イランが自国の輸出と特定国の通航のみを許可する「選択的な開放」状態にあると解説。イラン側は米国や同盟国へに向けての石油通過を阻止する構えを崩しておらず、この先も緊張状態が続くとの見通しを報じた。(編集・翻訳/川尻)











