中国の1~2月の経済「成績表」によると、工業、消費、投資、貿易など主要な経済指標は回復が顕著だった。海外メディアによって「基盤が固い」「予想を上回る」と評価され、世界経済に勢いを与えた。

今年は中国の第15次五カ年計画(2026~2030年)の開始年だ。地政学的リスクと各種の不確実性が高まる中、中国経済が「好調な滑り出し」を見せた要因は何か。

まず挙げられるのが、ファンダメンタルズの安定だ。1~2月の一定規模(主要事業の年間売上高2000万元、日本円で約4億6000万円)以上の工業企業の付加価値額は前年同期比6.3%増だった。人々の消費意欲がさらに高まり、春節(旧正月)に伴う長期連休は、観光地や飲食店、映画館が人波でごった返し、1~2月の社会消費財小売総額同2.8%増とサービス消費同5.6%増をけん引した。同時に、インフラ投資も同11.4%増となるなど、こうした数字の背後にあるのが、中国経済の基盤が安定し市場が大きいというハードパワーであり、世界的に見てもまれな確実性であり、投資家に明確な期待感を与えて中国への投資意欲をさらに高めた。

次に挙げられるのが、発展を促す新たな成長エネルギーだ。旧暦大みそか夜に放送される中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)による恒例の年越し番組「春節聯歓晩会(春節の夕べ、春晩)」での人型ロボットによるパフォーマンスは、中国の新たな質の生産力の発展と進歩を世界に見せつけた。1~2月のハイテク製造業の付加価値額は同13.1%増で、3Dプリンターの生産台数は同54.1%増、産業用ロボットの生産台数は同31.1%増と勢いよく伸びた。これらのイノベーションを核心とする成長モデルは、中国経済の構造転換と高度化を促しただけでなく、世界各国の産業の高度化に対しても力を添え、協力の余地を提供した。

また、中国の貿易が示した強靭(きょうじん)性は、世界が開放の機会を共有することを可能にした。貿易保護主義が台頭する中でも、中国の1~2月の物品貿易総額は同18.3%増だった。

うち輸入が同17.1%増と輸出を上回る回復を見せたことは、中国の内需が改善していることを説明するだけでなく、中国が確実な市場の余地を用いて各国企業にビジネスチャンスを提供していることを意味する。

新たな五カ年計画の開始年に「好調な滑り出し」を見せられたのは、着実な歩み出しや構造適正化への取り組み、風波を防ぐ強靭性、対外開放拡大の誠意によるものだ。第15次五カ年計画によって配置された各種任務が遂行されるにつれ、中国の質の高い発展がより進み、世界により多くの「中国の配当」をもたらすことになるだろう。(提供/CGTN Japanese)

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