中国で旅行用スーツケースの広告動画が炎上し、ブランドが急きょ削除する事態になった。中国メディアの上游新聞などが18日に報じた。

記事によると、問題となっているのはスーツケースブランド「傑凱西」の公式アカウントがプラットフォーム上に投稿したプロモーション動画だ。動画では、女性モデルが大容量のスーツケースの中に体を丸めて入り、その後ジッパーが閉められる様子が映っている。テロップでは「(けんかによる)冷戦状態をどう打破する?。彼女にこの大容量スーツケースを買ってあげたら、喜んだ彼女はもう二度と僕とけんかをしなくなった」との文が表示される。

この動画はネット上で瞬く間に拡散し、「女性をスーツケースの中に入れるという描写が犯罪行為を連想させかねない」「撮影方法も(テロップの)文章の内容も極めて不適切」などと批判や怒りをあらわにする声が多数上がった。

女性モデルをスーツケースに収納、広告動画が炎上―中国

騒動が拡大したことを受け、傑凱西の担当者は公式アカウントで公開していた動画を削除したが、「動画内容が不適切であることに最初に気付いたのは社内の運営担当者で、その時点で動画を取り下げた」と説明した。

担当者は、この動画に関する苦情が多数寄せられていることを認めた上で、同社上層部が関係者に処分を下したことを明らかにした。一方、具体的な処分内容については「まだ分かっていない」とした。また、問題の動画の意図については「大容量サイズのスーツケースを宣伝するためであり、それ以外の意図はない」と語った。問題の商品は現在も通常通り販売されているという。

なお、動画が投稿されたプラットフォーム側は「当該動画は事業者が自らのページに投稿したもの」としつつ、「このような広告は確かにプラットフォームの風紀に影響を与える」と指摘。「本件についてはすでに当局に報告しており、今後の確認結果に基づき、規定に従って厳しくに対応する」と述べた。

(翻訳・編集/北田)

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