中国・浙江省で入社わずか半年の従業員が会社が所有する宝飾品500点余りを盗む事件があった。中国メディアの都市快報が18日付で伝えた。

記事によると、事件があったのは同省諸曁市。今年初め、警察はある宝飾品企業の責任者・周(ジョウ)さんから通報を受けた。周さんは「この半年ほど、うちの会社の真珠のアクセサリーが継続的になくなっており、被害額が大きい。おそらく内部の関係者による長期的な犯行だと思う」と相談したという。

同社では通常、宝飾品は倉庫に保管され、ライブコマース(ネット配信で商品を紹介・販売する)に出演する配信者が必要に応じて倉庫管理担当者の確認を経て宝飾品を選び、配信終了後に倉庫へ返却する仕組みだった。一方、価値が高く、被害が大きかったバロックパールやオーストラリア産の白蝶真珠、タヒチ産のルースパールなどは周さんのオフィス内の金庫に別途保管され、配信者が必要に応じて少量を取り出し、使用後に返却していた。

入社半年の従業員が500点以上の宝飾品盗む、分解して毎日少しずつ持ち帰る―中国

警察は捜査の末、倉庫管理担当の姚(ヤオ)容疑者の犯行と断定した。姚容疑者がつけた倉庫の入出庫記録がずさんで実際の状況と大きな乖離があったことや、配信者が高価な商品を使用した後、姚容疑者に返却を任せていたことが要因だった。また、姚容疑者はわずか半年の間に10万元(約230万円)の借金を完済した上、個人の銀行口座では出所不明の大金のやり取りが確認された。

姚容疑者は当初犯行を否認していたが、後に自白。本人の供述によると、2025年8月から倉庫の宝飾品を盗み始めた。倉庫内の人目につきにくい場所でパーツをこっそり分解して、毎日少量ずつ持ち出して退勤し、ある程度の量がたまると買い取り店に売却していたという。

また、高価なルースパールなどについては、配信者に「自分が返却しておく」と声をかけて受け取り、一部を密かに持ち去っていたという。

姚容疑者は半年の間に500点以上の宝飾品を盗み、被害総額は約200万元(約4600万円)に上った。(翻訳・編集/北田)

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