「もしかすると、今年と来年は史上最も暑い年になるかもしれない」「地球で間もなくスーパーエルニーニョ現象が発生する」などに関連した話題が最近、中国のネット上で検索のトレンド入りし、注目を集めている。ただ、中国国家気候センターの権威ある専門家は「今の時点ではスーパーエルニーニョ現象により、今年が史上最も暑い年になると断定するのはまだ早すぎる」との見方を示した。
エルニーニョ・南方振動(ENSO)は熱帯太平洋において3~7年周期で発生する海面の気圧がシーソーのように連動して変化する現象で、地球規模で起きる自然現象だ。専門家によると、熱帯中東太平洋の固定のエリアにおいて、移動平均法による3カ月間の海面水温(SST)の時系列データが5カ月連続で0.5度以上になると、エルニーニョ現象と断定される。逆に5カ月連続でマイナス0.5度になると、ラニーニャ現象と呼ばれる。もし、マイナス0.5度と0.5度の間であれば、中立状態となる。
国家気候センターは最新のモニタリングデータや中国国内外の複数の気候モデルの予測を分析し、ラニーニャ現象は今、解消に向かっており、今後は中立状態に入ると見ている。ただ、今後、熱帯中東太平洋のSSTは上昇し続け、春の後半にはエルニーニョ現象の状態に入る可能性があると見ている。
国家気候センター気候予測室の劉芸芸(リウ・イーイー)主任は、「過去の統計からして、ラニーニャ現象が解消した年にエルニーニョ現象が発生する確率は約3分の1。世界の複数のモデルが予想するエルニーニョ現象に入る時期はバラバラで、最も早くて4月、最も遅くて夏の終盤から秋の前半となっている。トータルで考えると、今年下半期に赤道中東太平洋でエルニーニョ現象が発生する可能性が比較的大きいものの、現時点では具体的な時期や強さなどを正確に予測することはできない」としている。
国家気候センター気候予測室の首席専門家・陳麗娟(チェン・リージュエン)氏は、「エルニーニョ現象が発生すると、往往にして世界の平均気温が上昇する。ただ、具体的にどれほど上昇するかや、異常気象の様相などについては、今後もモニタリングを続けた上で判断しなければならない。
そして、「エルニーニョ現象が発生するかしないかにかかわらず、異常気象の頻発は今、気候変動に直面している世界において、ニューノーマルになっている。各界が科学的に対応する必要がある」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)











