中国科学院などの研究機関からなる共同研究チームはこのほど、自家幹細胞と他家幹細胞由来の再生膵島(ランゲルハンス島)「E-islet」の低侵襲移植を通じて、1型糖尿病患者の膵島機能の再建と血糖の自律的調節を実現しました。関連の成果は国際学術誌「ランセット糖尿病・内分泌学」にオンラインで発表されました。
1型糖尿病は自己免疫の異常により免疫系が膵島β細胞を攻撃・破壊することで発症し、膵島が機能不全に陥り、インスリン分泌が著しく不足して血糖コントロールが困難になるため、不可逆的な慢性疾患と見なされてきました。従来の膵島移植は治療効果こそあるものの、ドナー不足という制約のため、患者に広く恩恵をもたらせないのが現状です。どうすれば膵島組織の大規模な再生を実現できるのかは、世界の医学界にとって克服すべき課題となっていました。
中国の研究チームは20年以上にわたる研究を経て、内胚葉幹細胞に基づく全く新しい技術体系を構築し、重度の機能障害および機能不全に陥った1型糖尿病患者の治療に用いる再生膵島「E-islet」の構築に成功しました。
研究チームは臨床研究を通じて、自家由来、他家由来を問わず、いずれの再生膵島移植も1型糖尿病患者の膵島機能の再建、血糖の自律的調節と外因性インスリンの投与中止を可能にし、それによって患者の血糖レベルを長期的に改善し、合併症の発生と進展を減少させられることを確認しました。(提供/CGTN Japanese)











