米ブルームバーグ・ビジネスウィーク中国語版は23日、「また日本の有名ブランドが突然閉店を発表」とする記事を配信した。

記事によると、花王グループ傘下のメイクアップブランド、KATE(ケイト)の抖音(ドウイン)公式旗艦店と天猫(Tmall)公式旗艦店は4月1日をもって閉店すると発表した。

中国でまた日本の有名ブランドが突然閉店を発表―米メディア

KATEのTmall公式旗艦店のフォロワー数は230万に達し、同ブランドの全チャネルで最大の数を誇る。看板商品である3色アイブロウパウダーは淘宝(タオバオ)で10万個以上売り上げている。

花王グループの担当者によると、閉店は「全体的な戦略調整と事業資源の適正化に基づくもの」で、花王(中国)はKATEのTmall公式旗艦店の閉店を決定した。今後、KATEブランドの海外旗艦店は引き続きTmall上で運営され、消費者は同チャネルを通じて商品を購入できるという。

KATEは、1997年のブランド誕生以来、「NO MORE RULES.」のスローガンを掲げ、個性と自信を引き出すメイクを提案してきた。2010年に中国に進出して以来、3色アイブロウパウダーやアイシャドウなどの主力商品は女性の化粧ポーチに欠かせない定番アイテムとなった。

その一方で、花西子(フローラシス)や完美日記(パーフェクトダイアリー)など国内ブランドが急速に台頭し、KATEなど日本ブランドに大きなプレッシャーを与えてきた。

21年にはKATEのオフラインストアが在庫一掃セールを実施し、オフラインチャネルが大幅に縮小とも報じられた。中国市場においてこれはKATEだけの問題ではない。資生堂やコーセーのほか、韓国ブランドのイニスフリーなどがかつての勢いを失った。

花王グループは25年に発表した中期経営計画「K27」で、ハイエンド化へのシフトという戦略的な方向性を明確に示すとともに、フリープラスとキュレルを中国市場における現地化展開の重点ブランドと定めた。グループの戦略的調整と市場競争の激化という二重の圧力の下、KATEの価格優位性は徐々に薄れ、競争圧力を受け続けている。

(翻訳・編集/柳川)

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