中国メディアの鳳凰網科技によると、電気自動車(EV)と持続可能なエネルギーに特化した米ニュースサイトのエレクトレックはこのほど、中国EV大手の比亜迪(BYD)について、カナダ進出初年に20の販売店を開設する計画で、トロント大都市圏(GTA)で店舗用地の選定を進めていると報じた。
カナダは2カ月前、中国製EVに対する関税を100%から6.1%に引き下げた。
BYDは、オンタリオ州マーカムに拠点を置く自動車小売コンサルティング会社ディーラー・ソリューションズ・マージャーズ・アンド・アクイジションズを通じてカナダ全土で販売店の候補地を探している。同社のファリド・アフマド最高経営責任者(CEO)は、BYDがカナダ進出初年に約20の販売店開設を目指していることを認めた。
GTA内の三つの候補地についてはすでに協議が進められている。BYDはGTAでの事業展開後、バンクーバー、モントリオール、カルガリーへと進出し、カナダの4大都市圏を網羅する計画だ。
BYDはカナダにどのモデルを投入するかは明らかにしていない。BYDのグローバルなラインナップは1万5000カナダドル(約172万5000円)未満のコンパクトハッチバックから5万カナダドル(約575万円)を超える高級セダンやスポーツ用多目的車(SUV)まで多岐にわたる。しかし、中国とカナダの協定では3万5000カナダドル(約402万5000円)未満の車両が中心となることから、コンパクトSUV「ATTO 3」やコンパクトハッチバック「DOLPHIN」などを優先的に投入する可能性がある。これらはまさにカナダ市場に不足している手頃な価格のEVだ。
BYDは2024年にカナダ進出を計画していたが、同年8月にカナダ政府が中国製EVに100%の関税を課したことを受け、計画を棚上げした。BYDはカナダでの自動車製造や競合自動車メーカーの買収にも前向きな姿勢を示し、ステラ・リー副社長はブルームバーグに対し、カナダの工場はBYDが完全に所有・運営することを条件とすると語っていた。
カナダ進出を狙っている中国の自動車メーカーはBYDだけではない。











