2026年3月25日、中国メディアの第一財経は、中国の玩具メーカー・ポップマートが発表した2025年12月期決算で過去最高益を記録する一方で、先行きの不透明感から株価は下落したと報じた。

記事は、25日に発表されたポップマートの25年12月期決算で売上高が前年比184.7%増の371億2000万元(約8170億円)、調整後純利益が同284.5%増の130億8000万元(約2880億円)と、いずれも過去最高を記録したと紹介した。

そして、爆発的成長の主因として、旗艦キャラクターの「LABUBU(ラブブ)」を擁する「THE MONSTERS」シリーズの売上高が前年比4.7倍となる141億6000万元(約3120億円)に達し、初めて100億元の大台を突破したことに言及。縫いぐるみカテゴリーも同6.6倍の187億1000万元(約4120億円)を売り上げ、従来のフィギュア中心から転換し、初めて同社最大の収入源となったと伝えている。

一方で、好決算にもかかわらず、翌26日の香港株式市場でポップマートの株価が一時15%を超える急落となり、182.8香港ドル(約3660円)まで売り込まれたと指摘。市場アナリストは、LABUBUが売上全体に占める貢献度が過度に高まっている点を懸念材料に挙げ、「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の格言を引き合いに、特定IPへの依存リスクを警告していると伝えた。

記事は、同社傘下では他にも6つの主要IP(知的財産)が売上20億元を超えるなど多角化が進んでいるものの、現時点ではLABUBUの圧倒的な影響力を超える存在は出ておらず、IP分散が今後の経営課題だと報じている。(編集・翻訳/川尻)

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