山西省考古研究院は3月25日、中国北部の山西省太原市にある西晋(265~316年)時代の墓6基の発掘資料を公開しました。これらの墓の形式や葬送習俗、出土遺物には多くの共通点があり、山西地区の魏晋(220~420年)時代の葬送製度を研究するために重要な新資料を提供しました。

また太原市文物保護研究院は2020年から2023年にかけて、関連プロジェクトの建設予定地域で調査と発掘を実施し、計20余りの墓葬を整理したところ、西晋墓が6基ありました。この6基からは明確な年代を示す遺物は発見されませんでしたが、その年代は墓の形式、出土遺物、地元や周辺で年代が確定している墓葬との比較により年代を判断しました。

6基の墓から出土した遺物には、陶製の平たいつぼ、缶、わん、銅鏡、金製のイヤリング、銀製のかんざし、ブレスレット、木の印鑑、銅銭などがあります。

山西省で西晋墓の発掘資料を公開、地域の葬送制度研究に寄与―中国

太原地区で発見された西晋墓は少なく、今回考古学的に発掘された6基を加えると、11基が確認されています。

既存の資料から見ると、太原地区の西晋墓は、河南省の古都・洛陽を中心とした晋代の墓と比べ、類似点や相違点があります。両者は墓の形式では類似点が多いものの、副葬品の組み合わせでは大きな差異が見られます。いずれも陶器が主体ですが、洛陽西晋墓でよく見られる陶器の組み合わせには、生活用具、実物を模した小型副葬品、3種類の俑(人・動物・建物を模した副葬品)が含まれますが、太原地区の西晋墓には俑類はほとんど見られず、生活用具や小型副葬品の種類も単一でした。(提供/CGTN Japanese)

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