2026年3月27日、韓国メディア・朝鮮ビズはノーベル賞受賞作家ハン・ガンの長編小説「別れを告げない(英題:We Do Not Part)」が米国の権威ある文学賞「全米批評家協会賞」の小説部門を受賞したと報じた。

同賞は米ニューヨークで開催された授賞式で発表され、同作の英語版が選出された。

全米批評家協会賞は、英語で出版された優れた書籍を対象に選ばれる文学賞で、ピューリッツァー賞や全米図書賞と並ぶ主要文学賞の一つとされている。韓国人作家による同部門の受賞は初であるほか、全米批評家協会賞の51年の歴史の中で翻訳作品が受賞するのは3例目という異例の快挙となった。

同作は1940年代の「済州4.3事件」を背景に、国家暴力による悲劇と記憶を描いた作品で、幻想と現実を行き来する独特の叙述が高く評価されている。英訳はイ・イェウォン氏とペイジ・モリス氏が手掛けた。

ノーベル賞作家ハン・ガンの「別れを告げない」、全米批評家協会賞を受賞=韓国ネット「誇らしい」

記事は「今回の受賞が韓国文学の国際的評価の高さを改めて示した」と伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「本当に誇らしい」「韓国文学の時代が来た」「ノーベル賞に続いてまた歴史を作った」「重いテーマなのに世界で評価されるのがすごい」「翻訳の力も大きいと思う」「こういう作品こそ世界に知られるべき」などの声が上がった。

一方で、「難しい作品だけど海外では評価されるんだな」「一般読者には少し重すぎるテーマでは?」「正直、一般向けではない」「韓国では読む人が限られるタイプの小説」「文学性は高いけど大衆性とは別だと思う」といった声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

編集部おすすめ