中国自動車メーカーの影響力が着実に高まっている。このほど発表された2025年の世界自動車メーカー販売台数ランキングには、中国メーカーが3社入った。
日本経済新聞が21日に伝えたところでは、日本の自動車メーカーの25年世界累計販売台数が小幅に減少して約2500万台になった一方、中国メーカーの同販売台数は累計2700万台に迫り、初めて日本を抜いて世界一になった。
業界関係者は、「中国メーカーの順位上昇は、中国自動車産業が技術イノベーションによって世界の競争を駆動する『技術による海外進出』の新たなステージに向かいつつあること、今後は世界の自動車産業の構図再編において重要な位置を占めるであろうことを意味する」との見方を示した。
新エネルギー車は、中国メーカーが世界ランキングの順位を維持・向上させた主な要因だ。BYDを例にすると、25年には4年連続で世界の新エネ車販売台数ランキングのトップに立った。注目されるのは、BYDのバッテリー電気自動車(BEV)の販売台数が25年に米テスラを抜いて、長年にわたり海外ブランドに主導されてきたグローバルEV競争の構造を打ち破り、中国新エネ車技術の力強い競争力を示したことだ。吉利も25年新エネ車販売台数が同58%増の229万3000台に達した。
海外市場は中国メーカーの販売増加を牽引する重要なエンジンだ。現在、多くの中国メーカーが海外で工場を建設し、整ったアフターサービスのシステムを構築している。BYDは25年の海外販売台数が同145%増と大幅に増加し、104万9000台に達した。
これから、世界の自動車メーカーの競争では何が焦点になるだろうか。
まず、動力源のテクノロジーロードマップの多様化だ。中国自動車技術研究センター(CATARC)の専門家によると、一部の海外市場は「EVが未来の動力源の唯一の選択肢」との方針にこだわらなくなり、より現実的かつ複雑な新段階に突入している。EVの成長ペースが鈍化し、ハイブリッドカーが再び重視されるようになり、ガソリン車も多国籍企業の戦略調整と政策緩和を受けて一部市場で活力を取り戻しており、急速に歴史の舞台から姿を消すという状況ではない。将来の競争の焦点は、単なる動力方式の違いだけではなく、どのメーカーがEV、ハイブリッド、低燃費ガソリン車の最適な組み合わせを打ち出し、地域ごとやシーンごとの多様なニーズに正確に応えることができるかという点にある。
次は、スマート化が引き続き競争の核心であることだ。前出の専門家は、「技術のアップデートによって、ハイレベルのスマートドライブが競争の焦点になりつつあり、スマートコックピットは顧客ロイヤルティーを獲得するための入り口となる核心的なポイントだ。特に注目されるのは、『ガソリン車もEVもスマート化』を実現する技術によって、『ガソリン車はスマート化できない』という技術的障壁が破られようとしている点だ。
中国メーカーは目に見える進歩を遂げたが、海外メーカーとの開きはなお存在する。25年の世界自動車メーカー販売台数ベスト10を見ると、トヨタが約1132万台でトップの座を維持し、フォルクスワーゲングループは約900万台で2位、3位は現代自動車グループで727万台に達する。専門家は、「中国メーカーとこうした長年にわたり上位に並ぶ大手多国籍メーカーを比べると、販売台数の規模でなお明らかに開きがある。中国メーカーは今後、新エネルギーとスマート化での優位性をよりどころにして、『技術の海外進出』において追い上げることが期待される」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











