2026年3月30日、韓国・聯合ニュースは「韓国の名門大学が、世界の大学ランキングを短期間で上げるために、海外の研究者を『学術傭兵』として動員していた」と伝えた。

記事によると、延世大学と高麗大学は過去数年間、海外の大学や研究機関に所属する研究者を客員・特任などの非常勤教授として一度に多数、招いていたことが確認された。

ほとんどが韓国に長期滞在せず、講義も担当しておらず、国内の研究者との共同研究が全くないケースも多いといい、所属先を大学にしているだけの「幽霊教員」だと記事は指摘している。

こうした状況について、大学評価機関のシステムの隙を突いたやり方ではないかとの指摘が出ている。英国のQS(クアクアレリ・シモンズ)、THE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)といった評価機関は、学術データベースに掲載される論文に複数の所属機関が併記されていれば、全ての機関の実績として認めている。

記事によると、大学側は海外の研究者に対し、韓国での滞在や対面講義などの義務なしに教員資格を付与していた。その結果、これらの研究者が世界のどこで論文を書いても、論文には第2・第3所属として韓国の大学名が記載され、当該大学の研究実績になるという構造が生まれたという。

延世大学は17年から、「延世フロンティアラボ(YFL)」を設立し、優秀な教員の招聘事業を進めてきた。論文に延世大学所属と明記した場合はインセンティブも支給していたという。延世大学のQSランキングは、18年には100位圏外だったが、23年に70位台へと飛躍した。

高麗大学も23年に国際研究ネットワーク「K-クラブ」を立ち上げ、論文の被引用数が多い海外研究者約150人を任用した。THE世界大学ランキングは、24年には201~250位だったのが、25年には189位、今年は156位へと上昇している。

大学側は、「これはランキング操作ではなく、国際協力の規模を拡大するための正当な生存戦略だ」との立場だという。高麗大学は「海外研究者との協力の活性化によって、自校の研究力が実質的に向上している」と疑惑を否定している。

しかし、学界ではこうしたやり方に批判の声が上がり、「韓国の学界に対する国際的な信頼度を失墜させかねない」との懸念の声が出ているという。

この記事について、韓国のネットユーザーからは「これはかなり深刻な問題だよ」「この2校だけではないだろうね。実力がないからせこい手を使ってる」「韓国トップクラスの大学がこんな状況だとは」「これだから本気で勉強したいなら留学に行かないと駄目なんだよ」「韓国の大学が腐っていることは、すでに誰もが知っている」「捏造(ねつぞう)共和国だからね」「この国は等級、順位の依存症」「詐欺共和国だから驚かない」など、冷ややかなコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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