2026年3月30日、中国メディア・界面新聞は、人工知能(AI)大規模言語モデルを提供するDeepSeek(ディープシーク)が約12時間に及ぶ大規模なサービス中断を起こしたと報じた。

記事によると、障害は29日午後9時35分に発生し、ウェブ版・アプリともに利用不能となった。

技術チームは2回の緊急修復を実施したが、完全復旧は30日午前10時ごろとなり、同社史上最長の中断記録を更新した。

過去15カ月間で少なくとも7回の顕著なサービス中断が発生しているとのことで、記事はサービスの不安定さが常態化していると指摘。3月10日にもサーバー過負荷でダウンし、SNS上で関連ワードがトレンド入りしたばかりだったとしている。

その上で、DeepSeekが月間アクティブユーザー1億4500万人を抱え、世界4位・中国トップのAIアプリであることに言及し、巨大インフラとしての影響力の大きさを伝えた。

さらに、この問題はDeepSeek一社にとどまらないとし、昨年の世界的なAI計算リソースの需要が前年比45%増となった一方で供給は約20%増にとどまり、需給ギャップが拡大し続けていると指摘した。

このほか、障害時にユーザーが再試行を繰り返すことで負荷がさらに増大する「雪崩効果」も発生しており、計算資源の不足がAI業界全体の構造的課題になっていることを報じた。(編集・翻訳/川尻)

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