3月28日にポルトガルのポルティマオ・サーキット(アルガルベ・サーキット)で開催された世界スーパーバイク選手権(WSBK)ポルトガルラウンドのSSPクラス第1レースで、フランス人ライダーが操る中国製オートバイZXMOTO「820RR-RS」が2位に約4秒の差をつけて優勝を果たしました。

ZXMOTOは翌29日に行われた第2レースでも再び勝利を収め、2連勝を達成しました。

同チームは設立から日が浅く、WSBKへの参戦は今回が2戦目ですが、ダブル優勝を遂げ、中国のオートバイメーカーとしてWSBK史上初の歴史的快挙を成し遂げました。WSBKは市販車の性能の極限を競う舞台であり、今回中国メーカーが優勝を果たしたことで、長年にわたりドゥカティ、ヤマハなど欧州と日本のブランドが市場を支配してきた構図を打ち破りました。

創業者の張雪氏はインタビューで、「チームが開発したレース用バイクは、同じ排気量クラスで最高出力、最軽量、最も低い重心という核心的な優位性を実現した」と語りました。

張雪氏自身の経歴はZXMOTOの成功以上に伝説的です。張雪氏は1987年、中国中部の湖南省懐化市の農村部に生まれ、14歳でオートバイ修理工の見習いとなり、その後ライダーを経て、ついには自らの夢であるオートバイの製造を目指して起業し、今回の優勝に至りました。ZXMOTOが世界スーパーバイク選手権で優勝した後、2006年に当時19歳の張雪氏が雨の中100キロ以上をオートバイで走り、テレビ局の取材クルー追いかける姿の映像が中国のソーシャルメディアで再び拡散され、多くの人々の注目を集めました。(提供/CGTN Japanese)

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