中国メディアの看看新聞網はこのほど、フランスのマクロン大統領が前言を翻して、6月中旬に議長国として自国で開催するG7首脳会議に中国を招待しないことを決めた理由は、対米対策を含めて日本との提携を望んでいると論じる記事を発表した。
マクロン大統領は2025年12月に中国を訪問した時期を中心に、G7首脳会議に中国を招待することを検討し、ドイツなどとも相談していたとされる。
マクロン大統領は3月31日から4月2日まで日本を訪問した。フランス大統領府は4月1日までに、中国をG7首脳会議に招待しないことを明らかにした。
中国社会科学院欧州研究所の趙晨研究員は「G8が事実上のG7に戻って以来、中国が首脳会談に出席したことは一度もない。マクロン大統領は訪中時に中国招待について言及したが、フランスはマクロン大統領の3月末の訪日前に、G7拡大会合の招待名簿を発表した。インド、ブラジル、ケニア、韓国が含まれ、中国は含まれていなかった」と説明した。
マクロン大統領が訪日時にG7首脳会談への態度を表明したのは、流れに順応し、日本側に好意を示し、中国側の会議参加を阻もうとする日本側の意図に応えた側面が大きい。フランス側は実際にはすでに中国側と事前に、G7への招待が難しいことを連絡しており、双方は意思疎通をした上で、それぞれがどう動くかを選択していたはずだ。
マクロン大統領は、日本の次に韓国を訪問した。フランスのフィガロ紙は1日付の記事で、「フランスは日本と韓国に戦略的支点を構築することを目指しており、中国と米国の間で中間の道を探求している」と評した。
マクロン大統領の立場は微妙だった。
マクロン大統領と米国のトランプ大統領の関係も微妙だ。米国のトランプ大統領はマクロン大統領が東京に到着した直後のタイミングで、イランでの戦闘についてのフランスの「極めて非協力的」な態度を激しく非難し、フランスがイスラエルの空中給油機に対して領空を開放することを拒否したことに不満を表明した。
日本滞在中のマクロン大統領は意図的に、トランプ大統領に対して強く対抗することをしなかった。フランスと同様に米国の同盟国であると同時に、トランプ政権の「新干渉主義」の衝撃を受けているという、日本の微妙な立場を理解していたからだ。フランス大統領府は、トランプ大統領のこの言動に「驚き」を表明するにとどめた。
ただしマクロン大統領は日本であるビジネスフォーラムに出席した際に「私も、欧州は時に行動が遅いことが分かっている。しかし予測可能性にはそれ自体の価値がある。我々は常にあなた方が期待する位置にいる、現在のこの時代において、これはすでに実に得難いことだ」と述べ、さらに「事前の警告なしにあなた方を怒らせる可能性のある決定を下す人々」などの表現で、トランプ大統領を暗に批判した。
同時にこの発言は、日本に対するある種の示唆だった。日本は中東での戦事が引き起こしたエネルギー危機の大きな打撃を受けており、同時にトランプ大統領から圧力を受けているからだ。
フィガロ紙の記事は、日本政府を「日本政府は表面上は作り笑いをしているが、トランプ大統領が中国に対抗するための支援をしたがらないことを懸念している」と評した。
マクロン大統領は日本側に対して、「全く新しい視点」でフランスを見て、共同で「独立国家連合」を構築し、中国、そして特に現在「米国優先」の信条を奉じるトランプ政権に対処するよう促した。マクロン大統領は「我々は、我々を属国化し、我々と無関係な地政学的な計画に奉仕させようと企てる大国に依存したくはない」とも発言した。(翻訳・編集/如月隼人)











