2026年4月4日、中国メディア・中国新聞週刊は、2025年の中国車メーカーの世界累計販売台数が約2700万台に達し、日本を抜いて初めて世界首位に立ったと報じた。

記事は、日本メディアが報じたデータを引用し、25年の中国車メーカーの世界累計販売台数が約2700万台に達し、約2500万台の日本を抜いて世界首位に立ったと紹介。

中国は23年に輸出台数で日本を抜いていたが、25年には全ブランドの世界販売台数でも逆転を果たし、日本は2000年以来25年ぶりに販売首位を明け渡したと伝えた。

そして、中国の躍進を支える要因として海外向け販売、国内販売の構造的な変化に言及。海外向けでは25年の輸出台数が前年比21.1%増の709万8000台となり、高付加価値の新エネルギー車(NEV)の比率が上昇しただけでなく、タイやブラジルなどで現地生産体制の構築も進んでいるとした。また、国内でも中国ブランドの乗用車シェアが70%近くに達し、合弁ブランドが長年主導してきた市場構造を打破したと解説している。

記事は一方で、中国メーカーが収益面で課題を抱えていることも指摘。25年のトヨタの1台当たり純利益が約1万7000元(約39万円)であるのに対し、BYDは約6900元(約15万9000円)、吉利は約4770元(約11万円)とトヨタの3~4割程度にとどまっているほか、中国自動車業界全体の利益率も4.1%と、17年の7.8%からほぼ半減しており、国内の激しい価格競争が利益を圧迫しているとした。

その上で、日中メーカー間の格差を生んでいる背景として、中国メーカーの高級ブランド化がまだ途上にあること、海外事業が投資段階で短期的に収益化が難しいこと、ハイエンドチップや精密製造装置など核心技術の海外依存が続いていることを列挙。販売台数での首位獲得は新たな起点に過ぎず、「規模のリード」から収益性やブランド力を伴う「全面的なリード」への飛躍が求められていると評した。(編集・翻訳/川尻)

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