中国メディアの快科技によると、ベンチャーキャピタル界の重鎮であるマーク・アンドリーセン氏はこのほど、ビジネスインサイダーの記事を引用し、人工知能(AI)が大規模な失業を引き起こすという通説に異議を唱えた。

同氏は、AIは生産性を大幅に向上させ、それが需要を押し上げ、大規模な雇用を生み出すことになるとし、この傾向を後押しする要因として、企業が過去数年間の過剰雇用および金利引き上げの影響から回復しつつあることと効率改善によってもたらされる需要弾力性の放出を挙げた。

同氏が共有したテクノロジー系人材採用分析会社TrueUpのデータによると、ソフトウエアエンジニアの求人数は6万7000件を超えている。これはこの3年余りで最多の水準で、2023年半ばの底値からほぼ倍増している。

TrueUpの創設者であるアミット・テイラー氏も同様の見方をしていて、AIがエンジニアに取って代わるという主張の多くは、少なくとも現時点では求人情報データに基づいていない。同氏によると、AI関連の職は爆発的に増加しているものの、コンピューターサイエンスを学ぶ人の数が大幅に増えたため、エントリーレベルの職をめぐる競争は激化している。仕事がなくなったわけではないが、競争は5年前よりもはるかに激しくなっているという。(翻訳・編集/柳川)

編集部おすすめ