台湾メディアの自由時報は5日、「脳が満腹の信号を受け取っていない、日本の『腹八分目』がその理由を明らかにする」と題する記事を掲載した。
記事は、「食べるほどに食事量が増えてしまい、体重が制御できなくなるという経験を多くの人がしているが、それは必ずしも自制心の欠如ではなく、大脳が満腹の信号を受け取っていないことが原因である場合が多い」とし、「日本で古くから伝わる『腹八分目』の食習慣は、満腹になるまで食べるのではなく、ほどよい余裕を残して食事を終えるべきだとするものだ。
その上で、米科学情報サイト「サイエンスデイリー」の報道を基に、「現代人が過食に陥る主な原因の一つが注意散漫にある」と言及。「大人や子どもを含め、最大70%が食事中にスマートフォンや電子機器を使用しており、この行動が感覚と大脳の連携を遮断していると言われている。注意が画面に奪われると、大脳は化学的な信号を受け取り損ねて反応が遅れ、すでに満腹であっても機械的に食べ続けてしまう」と説明した。
また、「生理的な仕組みでは、胃が満腹の信号を脳に伝えるには通常タイムラグがある。食事の速度が速すぎると、脳はまだ食べ足りないのだと誤認する」とし、「日本の『腹八分目』の核心は意図的に食事量を減らすことではなく、食べるペースを落とすことで脳に『もう十分だ』という情報を受け取る時間を与え、本来のストップラインを取り戻す点にある」と論じた。
そして、「カロリーを厳密に計算するのと比較すると、この方法は感覚の主導権を取り戻すための食事トレーニングに近い。食事中は一時的に画面を閉じ、そしゃくや食べ物の風味に集中し、満腹感が8割程度に達したと感じたら、ためらわずに箸を置く。医療界では、この考え方は短期間での減量を実現するものではなく、体が誤った判断をしないためのブレーキのようなものだと指摘されている」とし、「自分の身体感覚を取り戻してこそ、長期的に維持可能な健康的なライフスタイルを築くことができる」と結んだ。(翻訳・編集/北田)











