カメラマンの瑤斎(ヤオ・ヂャイ)が、中国・内モンゴル博物院で開催された「流動する星河―ペルシャ文化芸術の至宝展」の展示品の数々を紹介する。

イランは数千年の歴史を持つ国であり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に認定された世界遺産を29件有している。

2月28日に米国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まり、継続する戦闘でイランの文化遺産は深刻な被害を受けている。これには、テヘランのゴレスタン宮殿、サーダバード宮殿群、イスファハンのチェヘル・ソトゥーン宮殿などが含まれる。

一方、中国では、イラン国立芸術博物館、アッバース博物館、ガラス・陶磁博物館、テヘラン大学モガッダム博物館、じゅうたん博物館という五つの主要博物館から選ばれた計151件(組)の貴重な文化財が巡回展示されている。これらは四川大学博物館、広東省博物館、南京博物院、内モンゴル博物院で公開され、中国の人々にペルシャ文明の奥深さを伝えてきた。

この展示は、2025年1月25日に四川大学博物館で「群星が照らす夜空―ペルシャ文化芸術五千年」と題して初公開された。直近では内モンゴル博物院で「流動する星河―ペルシャ文化芸術の至宝展」として今年3月末まで開催された。なお、次の巡回先は現在のところまだ決まっていない。(編集/野谷)

●瑤斎(ヤオ・ヂャイ)

文化大革命以前に大学生活を送り、体系的な人文教育を受けた。新聞社に勤務していた当時は記者として筆を執り、時代と人生を記録した。その後、文芸創作の道に身を投じ、舞台脚本家へと転身。現実と感情を描き続けている。

<写真特集>戦禍に揺れるイラン文化財と中国で輝くペルシャ芸術

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