今年の清明節連休(4月4~6日、清明節は先祖を祭る中国の伝統的な祭日で、今年は4月5日)には、中国各地で実施された小中高校の春休みと重なったことから、外出や旅行に対する意欲が大いに高まった。交通運輸部によると、3日間の連休中、社会全体の地域をまたぐ移動者数は延べ約8億4500万人に達し、1日平均延べ約2億8200万人に達したとみられる。
「カラーウオーク」で新しいゆったり休日体験
景勝地でピクニックや花見をするほか、今年の春は「カラーウオーク」が静かなブームになり、清明節3連休にも人気が続いた。
カラーウオークはこれまでのような観光地や人気スポットを巡る旅行と違い、特に決まった終着点を設定せず、目に映る色彩に誘われるようにして散策をするというものだ。
ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」の生活関連サービス「清明節消費データ予測」によると、3月以降、春の季節のカラーウオークが広く注目を集めるようになり、抖音での関連コンテンツ再生回数は延べ4億6900万回を超え、前月の20倍以上になった。
浙江省杭州市の王さんは、「家を出る前にその日のテーマカラーを決めて、歩いていてその色の景色に出会ったらカメラで記録する。観光スポットをいくつも回ったり、長い行列に並んだりしなくていいし、心を落ち着けてゆったりと自然を感じることができる」と話す。王さんは、今年の清明節連休には遠出をせず、友人と地元を気ままに散策するひとときを楽しんだという。カラーウオークをバージョンアップさせたこんなスタイルが今、若者の間で流行している。
グルメ旅行が春の消費の新スタイルを切り開く
春は鮮やかな色彩が広がるだけでなく、この季節にしかめぐりあえないおいしさもある。江南地域では清明節に食べるもち菓子「青団」や春のタケノコ、北方地域では肉や野菜をクレープで包む「春餅」や川の氷が解けた後に捕れた魚「開河魚」、南西地域では清明節の頃に食べるもち菓子「清明粑」や山菜料理など、各地の春の風物詩が観光客を惹きつける切り札として存在感を増している。
上海市の陳さんは清明節連休にマイカーを運転して蘇州に行き、青団、たけのこと塩漬け肉などのスープ「腌篤鮮」、緑茶でエビを炒めた「碧螺春蝦仁」といった蘇州の春の味覚を楽しんだ。陳さんは「江南のグルメを満喫できた」と旅行を振り返った。季節の味を求めてその土地を訪ねる旅行スタイルが広がり、グルメ旅行は今年の清明節連休の注目点になった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)











