中国で窓拭きロボットの販売が爆発的に伸びています。従来、窓掃除は手間と時間がかかるうえ、高所作業には安全面のリスクも伴う家事の一つでした。

こうした課題を背景に、手軽かつ安全に清掃できるロボット製品が家庭に浸透し始め、市場は急速に拡大しています。

電子商取引(EC)大手の天猫(Tmall)のデータによると、2026年1~3月の窓拭きロボットの取引額は前年同期比で70%以上増加しました。消費者のニーズは「家全体の大まかな清掃」から「エリアごとの徹底清掃」へとシフトしており、こうしたニーズの変化も成長を後押ししています。

また、新たな需要を生み出しているのがレンタルサービスです。特に若年層を中心に「必要な時だけ借りる」利用が広がっており、購入をためらう消費者でも気軽に試せる点が評価されています。企業側もこの動きを受けてサービスを開始し、短期間で数千件規模の利用実績を積み上げています。

商業分野でも導入が進んでいます。オフィスビルなどでは「人とロボットの協働」による清掃モデルが採用され、レンタル活用によりコストを削減しつつ、安全性の向上も実現しています。

普及の背景には、技術進化と価格低下の相乗効果があります。かつては2000~3000元(約4万6000~6万9000円)程度が主流だった価格も、補助金や割引を活用すれば600元(約1万3000円)未満で購入可能となり、消費者のハードルは大きく下がりました。

需要の拡大は生産の増加に直結しており、工場はフル稼働状態が続いています。さらに、こうした成長の波は海外市場にも波及しています。

広東省・黄埔税関管轄区では窓拭きロボットの輸出額が前年比で大幅に伸び、輸出先の94%を欧州市場が占めています。

市場調査では、世界の窓拭きロボット市場は今後も年平均20%以上で成長すると予測されています。業界はまだ発展途上にあり、今後も大きな成長余地が期待されています。(提供/CGTN Japanese)

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