中国中部の湖北省武漢市人民政府報道弁公室は、4月9日に開いた記者会見で、ヨウスコウカワイルカが正式に武漢市のマスコットになると発表しました。
ヨウスコウカワイルカは、長江中下流域のみに生息する、現存する唯一の淡水イルカであり、国家1級重点保護野生動物に指定されています。
長江で10年間の禁漁が全面的に実施されて以降、ヨウスコウカワイルカの個体数は減少傾向から回復に転じ、2025年には1426頭まで回復しました。長年見られなかったヨウスコウカワイルカは現在、群れをなして武漢の長江水域に再び現れ、定着した個体群を形成するまでになり、これは長江の保護と禁漁の成果を示しています。
近年、ヨウスコウカワイルカの保護に関して、中国科学院水生生物研究所は武漢に世界初のヨウスコウカワイルカ精子バンクを設立し、人工繁殖も新たな進展を遂げており、ヨウスコウカワイルカはすでに武漢の生態系を代表する存在となっています。ヨウスコウカワイルカを武漢のマスコットに定めることは、法治の手段で長江保護の成果を定着させ、長江文化を発信するものです。武漢市は今後も研究機関によるヨウスコウカワイルカの繁殖や生息地に関する研究を支援し、市民参加型の保護体制を構築するとともに、マスコットとしての文化的価値や生態的価値、社会的価値を十分に引き出していく方針です。(提供/CGTN Japanese)











