中国北東部の遼寧省瀋陽市で、50万トン級の風力と太陽光発電による水素製造とバイオマスを融合したグリーン液体燃料モデルプロジェクトが4月10日に正式着工しました。これは中国初の50万トン級バイオマス由来グリーン液体燃料モデルプロジェクトであり、今回の着工は、中国の水素ベースの液体燃料産業が実証段階から大規模な建設と発展の段階に移行したことを意味します。

グリーン液体燃料とは、クリーンで低炭素な液体燃料です。まず風力や太陽光などの再生可能エネルギーを用いて発電し、電気分解によって水素を製造します。さらに水素を、農林業廃棄物(稲わら、枝など)から抽出したグリーンな炭素源と反応させることで、最終的にメタノールや航空燃料を合成します。

今回着工したモデルプロジェクトの投資総額は320億元(約7500億円)です。地元の風力発電とバイオマスという独自の資源を活用し、初めて50万トン級の規模で「グリーン電力・グリーン水素・バイオマス」の三位一体型のシステム統合による原料利用の転換を実現します。このプロジェクトではグリーン計算力センターの建設も計画されており、「グリーン電力+計算力」の協調発展という新たなモデルを積極的に模索していきます。(提供/CGTN Japanese)

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