中国中部の安徽省にある安慶師範大学の趙凱教授が率いるチームと安徽師範大学の黄松教授が率いるチームは、9年間にわたる共同調査研究を経て、同省安慶市岳西県鷂落坪国家級自然保護区で野生のオオサンショウウオの新種を発見し、「鷂落坪オオサンショウウオ」と命名しました。この研究成果は4月7日、国際学術誌「Zoosystematics and Evolution(動物系統と進化)」に掲載されました。
趙凱教授チームが鷂落坪で2017年に野外調査を実施した際、偶然1匹のオオサンショウウオを発見しました。その形態はこれまで確認されていたオオサンショウウオと明らかに異なり、新種の可能性があると示唆されました。その後、研究チームは2023年に鷂落坪で総合的な科学調査を実施する中で、再び野生のオオサンショウウオの成体を発見しました。形態学的な比較と分子生物学の研究を通じて、これまで確認された中国オオサンショウウオ、日本オオサンショウウオ、江西オオサンショウウオ、華南オオサンショウウオ、祁門オオサンショウウオなどとは顕著な差異が認められ、新種であることが確認されました。これにより、オオサンショウウオ属の生物種数は6種に増えました。
オオサンショウウオは世界に生息する両生類の中で最大の種であり、かつては中国の長江や黄河、珠江流域の上流にある山間部の渓流に広く分布していました。中国の科学者は近年、オオサンショウウオの研究を進めており、鷂落坪オオサンショウウオを発見したことは、大別山脈地域に生息するオオサンショウウオが独立した新種であることを証明し、今後の研究や緊急保護に重要な意義があるとみられています。(提供/CGTN Japanese)











