2026年4月10日、中国メディアの香港01などは、上海市で重度の障害を持つ少女がコンサートチケットを誤購入したものの、販売プラットフォーム側が返金を拒否していると報じた。
記事は、上海市在住の欧陽(オウヤン)さんの娘である欣欣(シンシン)さん(16)が、チケット販売プラットフォーム「摩天輪」で2000元(約4万6000円)以上のチケットを誤って購入したことを紹介した。
記事によると、欣欣さんは4年前の交通事故により、肢体不自由1級および精神障害2級と認定されており、現在は言葉を失い四肢麻痺の状態で寝たきりの生活を送っていた。
また、欣欣さんは両手の小指しか動かせず、欧陽さんが気晴らしに与えていたタブレット端末を操作していた際、誤って香港の人気歌手タン・チーケイの台北公演チケットを予約してしまったという。祖父母らが将来のために貯金していた銀行口座が紐付けられていたため、取引が成立してしまったとのことだ。
記事は、この2000元という金額が、低所得世帯である欧陽さん一家にとって「1カ月分の生活費」に相当する極めて重いものであると指摘。欧陽さんはネット配車サービスの運転手として必死に家計を支えており、リハビリ費用で貯金も底をついているという、一家の切実な困窮状況を詳報した。
その一方で、返金を求めた欧陽さんに対し、プラットフォーム側は「規約により返金不可」との一点張りで、特例としての返金条件として、裁判所が発行する「無民事行為能力者であることの証明書」に加え、「本人が購入したという証拠」の提出を求めていることを紹介した。
そして、プラットフォーム側の提示に対して欧陽さんが「どこでそのような証明書を取得すればいいのか。無理難題だ」と憤りを示していることを伝えた。(編集・翻訳/川尻)











