中国東部の浙江省湖州市でこのほど、廃品回収を生業とする夫婦が川沿いで廃品を拾っていた際、古風な文様が施された独特な形の金属製の物体を見つけました。2人は「この鉄の塊は普通のくず鉄ではない。
当直の警察官が確認したところ、この物体は平たく細長い形をしており、表面はさびて青緑に変色していましたが、文様もうっすらと確認でき、形も整っていることから、古代の青銅器の可能性があると判断されました。警察はその後、インターネットでの検索や文物図録と照合し、重さや形状、文様の特徴から、春秋戦国時代の呉越地域に特有の青銅製楽器「句鑃(くちょう)」である可能性が高いと判断しました。
句鑃は呉越文化を代表する礼楽用の重要な器物で、中原の編鐘に似た機能を持ち、編鐘よりは細長い形をしています。当時の貴族が祭祀(さいし)や宴の場で使用した打楽器とされており、澄んだ音色を持ち、青銅鋳造技術の高さを示すものとして、先秦時代の礼楽制度を研究する上で重要な価値があるとされています。
警察は考古学の専門家を招いて初期的な鑑定を行いました。その結果、この器物は少なくとも1000年以上前のものと確認され、春秋戦国時代の青銅句鑃に酷似していると判断されました。歴史的、芸術的、科学的にも高い価値があるとされています。(提供/CGTN Japanese)











