中国が独自に開発した世界初の35kV高圧直結型調相機(無効電力を供給・吸収し、電圧を安定させるための装置)が近日、機体全体の型式試験に無事合格し、各項目の性能指標が優れていることが確認されました。これにより、太陽光発電や風力発電など新エネルギーの安全な系統連系において、大きな突破口が開かれることになります。
風力発電や太陽光発電の設備容量が近年爆発的に増加する中、系統慣性の低下、外乱に対する耐性の低下、電圧不安定のリスク上昇が顕著なボトルネックとなり、新エネルギーの安全な系統連系を制約する要因となっていました。
分散型調相機は、新たな電力システムの安定稼働を保障する重要設備です。従来の分散型調相機は技術的に成熟し、稼働も安定しているため、昇圧トランスを介して系統に接続する方式が主流を占めていました。しかし、新エネルギー導入割合の向上や発電所の急増を背景に、調相機をいかに経済的かつ効率的に配置するかが、新型電力系統の構築における喫緊の課題となっていました。
そうした中、四川省徳陽市に本部を置く発電機大手の東方電機は、「高圧直結」という技術的アプローチを独自に考案しました。この技術では、中間の昇圧トランスを廃止し、調相機を電力系統の電圧と直接整合させることで、投資効率と運転性能の一層の向上を実現しました。
研究開発の過程において、東方電機は中国電力科学研究院や清華大学などの研究機関と連携し、高電圧領域における「絶縁」と「冷却」という二大技術的課題を解決しました。これにより、モーターの定格電圧を業界で既存の最高値であった27kVから35kVへと引き上げ、電力系統の電圧等級との直接的な整合を実現しました。中間の昇圧トランスとその付帯設備を撤廃することに成功し、完全な知的財産権を有する高圧直結技術の新たな道を開拓したとのことです。(提供/CGTN Japanese)











