欧州サッカー連盟(UEFA)はこのほど、現在の中東地域の情勢を受けて、3月27日にカタールの首都ドーハで開催予定だった欧州と南米の王者が対戦する「フィナリッシマ」の試合を中止したと発表しました。また、4月に予定されていたF1バーレーンGPとサウジアラビアGPの開催中止が正式に決定され、2億ドルに達する経済損失をもたらしたことで、2026年のF1第2四半期全体の収入に直接影響を及ぼしています。

さらに、体操種目別ワールドカップ・ドーハ大会も中止となり、カタールで予定されていた世界モーターサイクル選手権(MotoGP)と世界耐久選手権(WEC)も延期に追い込まれました。

最近、中東情勢にはやや沈静化が見られるものの、戦火はいまだに収まっていません。硝煙の下で、スポーツ産業が受けた影響は、想像以上に複雑です。

米国とイランの軍事衝突勃発以来、多くの国際スポーツ大会が直接または間接的に影響を受け、巨額の経済損失が生じています。

さらに懸念されるのは、戦争による石油価格高騰の影響が、世界のスポーツ産業チェーンの多くの部分に波及していることです。具体的には、SUPER GT(スーパー・ジーティ)は6月に予定されていたマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでのレースをキャンセルする可能性があります。地元政府が潜在的な燃料不足への懸念から、一部の大型イベントの暫時停止を求めているからです。スポーツ用品の分野でも、石油を原料とする合成繊維の価格が急騰し、スポーツ用品の価格を押し上げていることで、一般のスポーツ愛好家の「財布」を脅かしています。

近年、中東の多くの国々はスポーツ産業を積極的に育成し、国際スポーツイベントの誘致に力を入れており、次第に世界のスポーツ界における重要な拠点として存在感を高めつつあります。(提供/CGTN Japanese)

編集部おすすめ