東方1-1ガス田の二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクトがすでに着工したことが、中国海洋石油集団(中国海油)への取材で分かった。これは中国初の海上における二酸化炭素(CO2)圧入による天然ガス増産技術の実証応用プロジェクトで、全面稼働後は年間最大で100万トン以上のCO2を地層に貯留できるとみられている。

人民日報が伝えた。

CO2圧入増産技術(CO2-EGR)はパイロット試験段階から商業応用段階へと徐々に移行しつつある。その技術の中核は、天然ガス採掘過程で発生するCO2を「廃棄物から資源へ」と転換し、回収・精製した後に加圧してガス層に再注入し、採取が困難な天然ガスを押し出す動力として活用することにある。

中国海油海南公司の同プロジェクト責任者は、「新規プロジェクトにより、従来は陸上処理施設で行っていた脱炭素処理工程を海上プラットフォームに前倒しし、海上天然ガス採掘における『源流段階での排出削減』を実現する」と説明した。

プロジェクト完成後は、東方1-1ガス田の既存生産設備と全面的に接続され、鶯歌海海域における既存の海底パイプライン輸送能力を向上させるとともに、エリア内の豊富な炭素含有天然ガス資源の経済的開発に有利な条件を整える。これにより、東方ガス田群の長期安定生産の実現が期待されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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