キュレーターを務めているのは、ジュリー・エドワーズ(ディープ・ヴァレー)とフィル・ピローン(JJUUJJUU)の夫婦。それぞれのバンドはもちろん、ウォーペイントやタイ・セガールなど夫婦と交流の深いバンドがほぼレギュラーで参加しているほか、アンノウン・モータル・オーケストラやブロンド・レッドヘッド、ヴィンセント・ギャロといった個性的なアクト、さらにはテレヴィジョンやイギー・ポップらレジェンド級のアーティストが毎年並んでいる。基本的に打ち込みやエレクトロを多用しない、いわゆる生楽器主体のアーティストを揃えるという”縛り”があるようで、EDMだらけになってしまった昨今のコーチェラや、”商業フェス化”してしまった多くの大型フェスに食傷気味の、いわゆるロック好き/サイケ好きから熱い支持を集めているのも、デザート・デイズの特徴だ。


2006年にカリフォルニア州デザートホットスプリングス近郊から、同州ジョシュア・ツリー国立公園に会場を移していたデザート・デイズだが、今年さらに会場を変更。同州モレノバレーの人工湖ペリスほとりにある広大なキャンプ場で、10月12日から3日間に渡って開催された。