オシダアヤは、20代にして初めて手にしたエレキギター、フライングVを携え、2人組のライオットガールStoned Green Applesを結成し、2008年、Crue-L Recordsよりデビュー。2枚のミニアルバムをリリースし、2ndミニアルバムから当時ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、同レーベル主宰の瀧見憲司による2曲のリミックスをアナログ12インチ『Sugar-K Remixes』として2009年にシングルカット。坂本慎太郎が初めて手掛けたリミックスということもあり各所で話題を呼ぶも、同年、自身の出産を機にバンドの無期限活動停止を発表した。
2018年、子育ても一段落し本格的にソロ活動を始動し、アナログにこだわった機材が揃う吉祥寺の名スタジオGOK SOUNDにて、同スタジオの近藤祥昭をエンジニアに迎えミニアルバム『WOMAN』をレコーディング。同作品は、オシダアヤが自身の出産による子育て、文筆家/詩人/編集者の服部みれいとのユニットmma、ソロとしての弾き語り、文筆業、モデル業等の不定期な活動の傍ら、日々の暮らしの中で感じた気付きにインスパイアされた物語の欠片を拾い集めたファイヴ・ストーリーズ。
オリジナル、ジョニー・サンダース、スミスのカヴァーを含む5曲に、ボーナストラックとして昨年9月に配信したTHE STYLE COUNCILのカヴァーを加えた全6曲を収録。
徹底的にアナログの質感に拘り、全くデジタルを経由することなく1/4アナログテープを使用したマスターから東洋化成の名匠エンジニア、手塚和巳がダイレクトにカッテイングを施している。下記、推薦コメントも掲載する。
■推薦コメント(抜粋)
~台所でご飯を作っているお母さんの鼻歌が”SAD VACATION”なんてかっこよすぎるだろと思った。~
坂本慎太郎
~9.11があり、3.11があった。
出産し、子を育てている。
日々の暮らしの中で、喪うことのなかった歌、響き、想い、、、抱えていたエレキギター。
激しく流れてしまいそうな水を、心の中のフィルターで濾過し、美しく強くいられるように少しずつ、、、
こだま和文 (DUB STATION)
~互いの息子の誕生日が同じ日で
息子の歳は違えど、母としてだったり、人としてだったり、時々話をする友として
そのあなたの中から生まれた音のこども WOMANという名 ~
それはあなた自身で 唄への愛 うたえのあい 歌えの愛~
嶺川貴子
「デジタル処理された0と1の世界からどうしてもこぼれ落ちてしまうもの。ぐっとフォーカスすることで広がる別の小宇宙を漂う『WOMAN』の大切な何か。じっくりゆっくり聴かせていただきます」
小野田雄
~簡素で静かなサウンドに一人の女性の様々な感情が詰まった、熱くて冷たいアルバム。正直に生きている人にしかこういう作品は作れない。
waltz 角田太郎
~本作を聴き進むほどに元来「歌う」という行為は自身を癒し、また人々の根源に宿る祈りや願い、希望、光を望む特性と深く関係しているのだと強く感じた。~どの曲もサウンドトラックとして用いられることがあれば美しくフィルムとの相性もよさそうだ。~
薄田育宏(ディスクユニオン新宿インディ・オルタナティヴロック館)
~初めて聴いた時には彼女の持つ空気感同様の可憐な歌声は儚く白昼夢のような印象でしたが、アナログに拘ったサウンドは単にそのイメージだけに留まらず
聴き込む度にしっかり芯の通った”WOMAN”像が浮かび上がりました。~
小松正人(HMV record shop)
<リリース情報>
![オシダアヤのソロ作がLP化、坂本慎太郎、こだま和文らコメントも](http://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FRollingStone%252FRollingStone_30223_2749_2.jpg,quality=70,type=jpg)
OSHIDAAYA『WOMAN』
2019年5月22日(水)発売
フォーマット:LP
=収録曲=Side A
1. PLEASE PLEASE PLEASE LET ME GET WHAT I WANT
2. WOMAN
3. YOUNG BIRDS
Side B
1. PURPLE PHASE
2. SAD VACATION
3. LONG HOT SUMMER