2018年2月、ベニオフとワイスは『スター・ウォーズ』のメインとなるスカイウォーカーのストーリーとは別の新作シリーズの脚本とプロデュースを手がけるようアプローチされていた。
「私たちは、『スター・ウォーズ』を愛しています」とふたりは声明でこのように述べた。「ジョージ・ルーカスは、『スター・ウォーズ』という作品だけでなく、私たちも育ててくれました。ルーカスやいまの制作チームと『スター・ウォーズ』について語り合えたのは、私たちの人生で一番ワクワクした経験であり、すべてを変えてくれたこのシリーズに一生恩義を感じるでしょう。でも、1日の時間は限られており、『スター・ウォーズ』とNetflixプロジェクトを両立させることはできないと判断しました。よって、残念ながら降板を決意しました」
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長はこのようにコメントした。「デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスは優れた語り手です。忙しいスケジュールから少し距離を取り、ふたりが『スター・ウォーズ』に集中できるタイミングが来れば、私たちの冒険の仲間に加わってほしいと願っています」
ベニオフとワイスによる初の『スター・ウォーズ』作品は、2022年12月26日に全米で公開され、2024年と2026年に続編も公開される予定だった。ふたりの降板によって公開予定に変更が生じたかどうかは、不明である。
『スター・ウォーズ』の焦点でもあるスカイウォーカー3部作は12月20日に日米同時公開予定の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をもって幕を閉じる。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の脚本と監督を手掛けたライアン・ジョンソンがスカイウォーカーのストーリーとは別の新作3部作にとりかかっていると報じられるなか、公開予定はまだ発表されていない。
『スター・ウォーズ』シリーズの権利を所有する米ディズニーは、自社の動画配信サービスDisney+向けの『スター・ウォーズ』関連ドラマを2つ企画している。