バンドとしての最後のライブから9年、2020年の天下分け目の大統領選の8ヶ月前に、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが帰ってくる。ローリングストーン誌はバンドに近い関係者がから確証を得た。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが最後にライブを行ったのが2011年7月。9年ぶりに活動を再開する彼らがウォーミングアップ的に行うのが、2020年3月に予定されているアメリカ南西部を回る3公演だ。その後、4月のコーチェラ・フェスティバルで両週末に登場するが、コーチェラ前の3公演の詳細はまだ発表されていない。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン再結成の噂は最初ソーシャルメディアで広まった。新規のInstagramアカウントがチリでの抗議デモの写真と共に5公演ツアーの日程を公表したのがきっかけだ。この抗議デモの写真は、その数日前にトム・モレロがInstagramに投稿したものと同じだった。この新規アカウントは未だに未承認のままで、バンドもコメントを拒否しているが、ある関係者が「バンドのソーシャルメディア情報は正確だ」と教えてくれた。
コーチェラのオーガナイザーであるゴールデンヴォイスに、この件についてのコメントを求めたが、現時点で返事はきていない。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは1999年に初開催されたコーチェラのヘッドライナーを務め、2000年のカバー・アルバム『レネゲイズ』が最後のリリースとなっている。2019年のロックの殿堂にノミネートされていた彼らが最初に解散したのが2000年。
しかし、2011年7月にL.A. Risingで行ったライブを最後に、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは完全に冬眠状態に入る。その後、トム・モレロ、ベーシストのティム・コマーフォード、ドラマーのブラッド・ウィルクはチャックDとサイプレス・ヒルズのB・リアルと共にスーパーグループ、プロフェッツ・オブ・レイジを結成した。
レイジのフロントマン、ザック・デ・ラ・ロッチャは、バンドの活動停止中に音楽活動をほとんど行っておらず、他のアーティストの楽曲に時々参加する程度だった。ロッチャが参加した作品には、ラン・ザ・ジュエルズの「Close Your Eyes (And Count to Fuck)」と「A Report To the Shareholders / Kill Your Masters」(両曲とも原題)があり、非常に珍しいソロでの新曲「Digging for Windows(原題)」の音源公開もしている。
この投稿をInstagramで見る... El Paso, TX March 26, 2020 Las Cruces, NM March 28, 2020 Phoenix, AZ March 30, 2020 Indio, CA April 10, 2020 Indio, CA April 17, 2020