小さなジェダイローブに身を包んだ、まん丸の大きな瞳のミニヨーダ(ヨーダと同じ種族に属しているが、ヨーダ本人ではない)。
「理由はいくつかあります」とクルーガー博士はローリングストーン誌に語った。「まず、ヨーダはスター・ウォーズシリーズのなかでも1番人気のキャラクターのひとりです。ヨーダは世界中で愛されている存在なのです」もうひとつの理由として、博士は”ベビースキーマ”を提唱したオーストリアの動物行動学者、コンラート・ローレンツ博士の概念を挙げた。ベビースキーマとは要するに、”かわいい”と感じさせる一連の身体的特徴のことだ。
「子育てをする種全般に、いくつかの共通点があります」とクルーガー博士は言う。そのなかでも特に重要なのが大きな目だ。「メディアにおいて、大きな目という身体的特徴はアニメのキャラクターを通じてますます誇張されています。たとえば、いまの”マイリトルポニー(訳注:アメリカで人気の女児向け玩具)”と80年代のそれとを比べてみてください。いまのキャラクターのほうがより誇張された、新生児のような特徴を備えています。その結果、私たちはそれを見てかわいいと感じるのです。
『ザ・マンダロリアン』は、ディズニーの新動画配信サービスDisney+で11月はじめに公開され、ライターのアラン・セピンウォルもローリングストーン誌の記事で絶賛していた。同作のプロデューサーはジョン・ファヴロー、メガホンを取るのはデイブ・フィローニ監督。主人公にヨーダ捕獲を依頼する謎の男を演じたドイツの映画監督ヴェルナー・ヘルツォークは、ドラマのセットでベビーヨーダを見たときは思わず声を上げた。「信じられない美しさだ」とヘルツォークはヴァラエティ誌に語った。同作に登場するベビーヨーダは50歳という設定——年の割には若く見える。
『ザ・マンダロリアン』第3話は米現地時間11月22日配信予定。