メジャーデビューから4ヶ月での初単独公演を迎えたBEYOOOOONDS。ライブ前の囲み取材ではこの4ヶ月を振り返り、高瀬くるみが「がむしゃらに駆け抜けてきました」とコメント。前田こころも「あっという間でしたが、一緒に過ごしてきてメンバー同士の絆も深まっていると思います」と語った。12人が揃ってからは、明日3日で丸1年となる。西田汐里は「まだ1年しか経ってないんだなって思いました。めちゃくちゃ濃い年でした」と12人全員での動きを強調した。
先日11月27日(水)には1stアルバム『BEYOOOOOND1St』をリリースした彼女たちだが、本作の聴きどころにはシングル曲だけでなくアルバムならではの楽曲も。島倉りかは、自身と岡村美波がメインを担当した「恋のおスウィング」をプッシュ。同曲はシングル表題曲にもなった「眼鏡の男の子」の中で”お嬢様役”を担当した2人にフィーチャーしたスピンオフ作品となっている。また、グループのピアノ演奏担当である小林萌花はアルバム収録のピアノソロ曲「小夜曲(セレナーデ)”眼鏡の男の子”」をステージ上のグランドピアノで披露。ワンマンライブにグランドピアノを使用するアイドルグループという、型破りな姿もこのグループらしい見どころだ。
さらに、今年の第61回レコード大賞での新人賞受賞にも話題が及ぶ。
2020年に向け、次は何を仕掛けたいか? という話には「来年はもっとマニアックな自己紹介にしたいですね」と里吉うたの。取材終わりには高瀬が「先輩方のパフォーマンスとはちょっとズレた見せ方もしているので、”あ、こんな表現の仕方もあるんだな”と思ってほしいです」一岡伶奈が「演技パートもあるので演技を極めたいですね。たくさんの先輩方はいらっしゃいますが、勢いは一番! というところを目指します」と、高瀬と並びグループの二本柱としての意思どころを見せた。
この日のライブでは2200人を動員。1stアルバム収録曲を中心に全17曲を披露した。BEYOOOOONDSの楽曲に欠かせない寸劇の数々も、ワンマンライブでは披露曲数の増大に伴いボリュームアップ。広がるBEYOOOOONDSの世界観に観客席からは度々歓声が湧きあがった。

メンバー自身も興奮さめやらず、MCではフロアを埋め尽くしたペンライトに何人もが「すごい!」と驚き声をあげる。特に清野桃々姫は絶叫混じりに「やばい! 言葉にならない!」と全身で喜びを表現していた。
ユニット曲ブロックでは雨ノ森 川海、CHICA#TETSUの楽曲に加え、どちらにも属していない平井・小林・里吉ら3人のユニット曲もライブ初披露。3つのユニットでバリエーションたっぷりに見せた後は、新衣装で前山田健一の提供楽曲「きのこたけのこ大戦記」を壮大にパフォーマンスし、盛り上げナンバーを連発して終盤へと駆け抜ける。

アンコールではライブの感想をファンに伝えるシーンで、ラグビー観戦が趣味の岡村美波が「今日は私達のできる最高のパフォーマンスが皆さんにお届けできたんじゃないかと思います! ラグビーワールドカップは終わってしまいましたけども、BEYOOOOONDS全員でONE TEAMとなって、堅いスクラムを組んでこれからも頑張っていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします!」と元気よくコメント。2019年の流行語大賞にも全速力でトライを決めてライブを締めくくった。
BEYOOOOONDSは今後1stアルバムをひっさげ、単独公演「LIVEBEYOOOOOND1St」を柏PALOOZA、横浜BayHallと展開。また12月7日(土)には東京・サンリオピューロランドでのスペシャルライブを行なう。大晦日にはHello! Projectのカウントダウン・コンサートに参加し、2020年の年明け以降はHello! Project全体のコンサートツアーに出演予定となっている。
<リリース情報>
BEYOOOOONDS
『BEYOOOOOND1St』
発売中
=収録曲=
1.OOOOOVERTURE
2.アツイ!
3.ニッポンノ D・N・A!
4.高輪ゲートウェイ駅ができる頃には
5.We Need a Name!
6.そこらのやつとは同じにされたくない
7.きのこたけのこ大戦記
8.小夜曲”眼鏡の男の子”
9.眼鏡の男の子
10.恋のおスウィング
11.文化祭実行委員長の恋
12.元年バンジージャンプ
13.恋愛奉行
14.GIRL ZONE
15.都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて
16.Go Waist
17.伸びしろ~Beyond the World~
<ライブ情報>
『LIVE BEYOOOOOND1St』
2019年12月2日(月) Zepp DiverCity (東京)
2019年12月9日(月) 柏 PALOOZA (千葉)
2019年12月17日(火) 横浜 Bay Hall (神奈川)