テーム・インパラ『The Slow Rush』を考察「頂点を極めたバンドの音楽的フリーダム」

       
テーム・インパラ『The Slow Rush』を考察「頂点を極めたバンドの音楽的フリーダム」
テーム・インパラの4thアルバム『The Slow Rush』が2月14日にリリースされた。世界最高峰のサイケデリック・バンドによる待ち望まれた新作を、音楽ライターの新谷洋子が考察する。

オーストラリアの郊外から世界の頂点へ

テーム・インパラの4枚目のアルバムは『The Slow Rush』と題されている。”slow(ゆっくりとした)”な”rush(焦り)”だというのだから、英語で言うところのoxymoron、つまり撞着語法であり、前作『Currents』からの5年のインターバルを踏まえると納得がゆくタイトルだ。

ツアーではバンド編成だが、スタジオではケヴィン・パーカーのソロ・プロジェクト。完璧主義者を自認する彼が全曲を独りで綴り、全パートを演奏して、歌って、プロデュースし、ミックスしているのだから、そもそも時間がかかるのは仕方ない。それにしても、1st『Innerspeaker』、2nd『Lonerism』、3rd『Currents』と畳みかけるようにしてアルバムを発表していただけに、これほど長い空白は意外だった。もちろんプレッシャーもあっただろう。活動拠点であるパースの郊外の人里離れた”小屋”で録音した『Innerspeaker』で、まずは地元オーストラリアでブレイクしたのが2010年のこと。この頃はまだ、アヴァランチーズやカット・コピーほかモデュラー・レコーディングスが続々送り出していた、他のオセアニアン・ニューウェイヴ・アクトと並べて語られていたものだ。

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