1:2010年代のポップを定義し、2020年を象徴する存在
ザ・ウィークエンドは2010年代の北米メインストリームポップを定義しただけではなく、早くも2020年代を代表するトップスターの座を手にしている。それは、最新作『アフター・アワーズ』で打ち立てた数々の記録を見れば明らかだろう。
『アフター・アワーズ』は、アメリカで2020年最大の初週売上を記録。ビルボードの総合アルバムチャートでは、初登場から4週連続で1位をキープした。これは、ドレイク『スコーピオン』以来となる約2年ぶりの快挙だ。もちろん本作は、現時点で2020年に世界で最も売れているアルバムでもある。
そして、アルバムに先駆けてリリースされたシングル「ブラインディング・ライツ」は、全米通算4週1位、更には世界23か国で1位を獲得。ザ・ウィークエンドのキャリア最大のメガヒットとなった。
The Weeknd - Blinding Lights
「ブラインディング・ライツ」の80s風シンセイントロを使ったダンスチャレンジ(日本では通称