ボブ・ディランが、2021年7月18日に有料配信ライブ「Shadow Kingdom」を開催する。

今回のライブは彼にとってコロナ禍で初のパフォーマンスとなる。
ライブ配信プラットフォームVeepsを通じて行われ、チケットは25ドルで購入可能、配信後48時間はいつでも視聴できる。リリースに際して「『Shadow Kingdom』では、ボブ・ディランのためにセッティングしたステージでライブが行われます。また、彼がこのイベントのために特別に準備したこれまでの数々の名作が披露されます」と発表されている。このステージがどこにあるのか、ライブが事前収録のものなのかなどは明らかになっていない。

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2019年12月8日、ワシントンD.C.のThe Anthemでのパフォーマンス以降、ボブ・ディランはライブを行っていなかった。2020年にはツアーを行う予定だったが、コロナ禍の影響でキャンセルとなった。また、2020年6月19日には最新アルバム『Rough and Rowdy Ways』をリリースしたが、今に至るまで当アルバムの楽曲はライブで演奏しておらず、2021年も現在まで大きな発表をしてこなかった。

Veeps創設者のジョエル・マッデンは「Veepsでボブ・ディランと一緒に仕事をする機会を得られたのは信じがたいくらい光栄で、私たちにとっても素晴らしい盛り上がりになる。また、間違いなく最高で歴史的なパフォーマンスになるだろう。このイベントの一部として関われることを、プロのミュージシャンとしてだけでなく、一人の音楽ファンとしても極めて嬉しく思う」と、述べている。

1977年以降、彼が一度もライブを行わなかった年は2020年が初めてであり、ボブ・ディランが1988年に「ネヴァー・エンディング・ツアー」を開始してから、1年半という表立った活動がない期間はこれまでで最長のものとなった。また、彼はここ数十年の間、自分のライブにカメラクルーの動向をほとんど許可してこなかったため、特別なライブとなるようだ。


From:Bob Dylan Announces Streaming Concert as First Post-Pandemic Performance
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