大手投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントの共同創業者であるブラック氏は、2012年から2017年にかけ、ジェフリー・エプスタイン氏に会社経営や税金対策等のアドバイス料として1億5800万ドルを支払ったことが明らかになった直後、同社のCEOを退いている。
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ブラック氏に対し名誉毀損の訴えを起こしているロシア人の元モデル、ガゼル・ガニエワ氏の顧問弁護士が提出した修正訴状には、ある匿名女性が上記の訴えを行ったことが記されていた。ブラック氏はスポークスパーソンを通じて強姦の告発を否定し、この疑惑を「完全な作り話だ」と主張している。
今回の告発を行なった匿名女性はシングルマザーで、エプスタイン氏に会ったのは、低賃金で受付係の仕事をしていた頃だと話している。彼女はウクライナ人の女性からエプスタイン氏の長年の協力者であったギレーヌ・マクスウェル氏の連絡先を入手。2000年、マクスウェル氏は、エプスタイン氏からの資金援助を餌に彼女を自宅に呼び出した。エプスタイン氏は「ヴィクトリアズ・シークレットのモデルを探している」と話し、彼女にビキニを着せ、20分間のマッサージをさせた見返りに300ドルを支払ったそうだ。
その後、匿名女性はエプスタイン氏の要求でブラック氏とも面会。当初彼女は、前回のエプスタイン氏と同様、300ドルでマッサージを要求するものと考えていたが、ブラック氏は彼女に対しオーラルセックスを強要するような「卑猥で不快な言動」を繰り返し、190cm以上の巨体で彼女を組み伏せたと伝えられている。
「ブラック氏は、マッサージ台の横に彼女を極めて痛みを伴う海老反りのような状態に組み伏せた。彼女は呼吸が困難になる程押さえつけられ、助けを求めて叫ぼうとしたが不可能だった」と、Wigdor LLP所属の弁護士、ジーン・M・クリステンセン氏が作成した告訴状には書かれている。
ブラック氏はスポークスパーソンを通じ、ローリング・ストーン誌に対し、「匿名の告発、かつ20年近くも前に起こったとされる事件に過ぎず、捜査の時効も既に切れている。私たちは、裁判所がこの浅薄な告発を真に受けないことを予想している」と、その匿名女性の告発を一蹴する内容の声明を発表した。
ブラック氏はまた、「全く真実と異なる」と発言した6月のガニエワ氏による訴訟についても告発を否定する内容の声明を発表している。
ガニエワ氏は3月17日、Twitterでブラック氏を「数年間の間セクハラや性的暴行で私を苦しめた」と告発したが、ブラック氏はそれを公式に否定、ガニエワ氏はその後すぐにブラック氏に対し訴訟を起こした。訴状によると2008年、ブラック氏がガニエワ氏をニューヨークからフロリダ州パームビーチにあるエプスタイン氏の私邸へと連れ出したとされている。当時エプスタイン氏は収監されていたが、日中だけ仕事のために出勤が認められていた。ガニエワ氏は、エプスタイン氏とブラック氏が「自分にまたがるよう、仰向けになり待っていた」が拒否した。ガニエワ氏によると、ブラック氏はエプスタイン氏を親友だと語っていた。また、訴状によるとブラック氏は、2014年7月にガニエワ氏を強姦したともされている。
ブラック氏のスポークスパーソンは「この告発は、ブラック氏の個人的、またプロとしての評判を公的に貶め、根拠のない中傷で彼の名誉を汚すという目的であることは確定的に明らかだ。
ガニエワ氏の弁護人は「匿名女性の恐るべき体験は、ブラック氏がエプスタイン氏による極悪非道なセックスサークルに関わっていたことを明らかにしている。エプスタイン氏は目的を持って彼女をブラック氏に紹介し、彼女にマッサージをさせた。ブラック氏はエプスタイン氏の性犯罪について何も知らないと主張しているが、実際のところブラック氏はエプスタイン邸で自らも性犯罪に手を染めていたのは間違いないと考えられる」と語った。
匿名女性が告発した数週間後、ブラック氏が彼女に「何かを渡し」、少し話すだけという条件で、公の場で面会することを了承した。彼女はセントレジスホテルのロビーで待っていたブラック氏に、5000ドルの現金入り封筒を渡されたそうだ。ブラック氏は「彼女のクレジットカード支払いを助けただけだ」と語っている。
From: Billionaire Leon Black Accused of Raping a Woman in Pal Jeffrey Epsteins Home