BAND-MAIDが、約3年ぶりとなるアメリカツアー「BAND-MAID US TOUR 2022」を2022年10月に約1カ月かけ開催。チケットソールドアウトが続出する中、全14公演を無事に完遂した。
ツアー初日はアメリカ・カリフォルニアで行われた大型音楽フェスティバル「AFTERSHOCK FESTIVAL」に出演し、帰国後の11月6日にはさいたまスーパーアリーナで開催された『Guns N Roses JAPAN TOUR』 のサポートアクトを務めるなど、目標に掲げる世界制覇へとより近づいた充実の2022年後半となった彼女たち。そんなBAND-MAIDの5人にアメリカツアーでのエピソードを思う存分語ってもらった。

ーまず、カリフォルニア州サクラメントで開催された「AFTERSHOCK FESTIVAL2022」出演時のことからお伺いできますか?

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小鳩:海外の音楽フェスにはオンラインで出演したことはあったんですけど、直接出演するのは初めてで。曲をやるごとに人がどんどん増えていくのがステージから観ていても分かったので、うれしかったですっぽね。

SAIKI:久々の声出しOKなお給仕(ライブ)がフェスの場だったので「すごい!」ってなりました。新鮮な気持ちが印象に残っていますね。
AKANEはドラムで会場のお客さんと会話してたよね?

AKANE:転換で音を出した瞬間、日本にはない盛り上がり方をして。ドコドコってやると「うおー!」みたいな(笑)。お客さんの主張もすごくて、めちゃくちゃ楽しかったです。

BAND-MAIDが振り返るアメリカツアー、精神力と技術の成長を実感した1カ月


ー久しぶりの海外の有観客お給仕ということで、セットリストはどう決めたんでしょう。

SAIKI:「from now on」から始めるのは決めていたんですけど、今聴いてほしい曲をストレートにやりました。フェス自体がどんな環境か分かっていなかったので、自分たちのテンションも上がりやすい曲を重視して。
最後の「NO GOD」はプレUSのお給仕ですごく盛り上がって、こんなにお給仕映えする曲だったのかと大発見したんです。曲が完成したときも好感触な部分はあったんですけど、予想を超えるぐらいの曲になっていました。

ーKANAMIさんは「AFTERSHOCK FESTIVAL2022」での思い出はありますか?

小鳩:ヘッドドレスが取れちゃったよね?

KANAMI:いつももっとガチガチに固めているんですけど、あの日は緩かったのか取れちゃって。自分的には全然そんなつもりはなかったんですけど、後ですごく反響があったんです。

SAIKI:テンションが上がって「邪魔だ!」みたいな感じで「おら! やるぜ!」って取ったみたいな捉え方をされていたよね(笑)。

小鳩:取り方がかっこよかったっぽ。
あと、予想以上に暑かったんだっぽね。熱で私の機材は電源が何回か飛んじゃって、音鳴らないっぽ!みたいな。今までだったらテンパってたけど、「鳴らないからいいっぽ!」っていう切り替えができて。ご主人さま、お嬢さま(ファンの呼称)が声を出して盛り上がってくれていたのも含めて楽しかったからだろうなと思いますっぽ。

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ーMISAさんはどうですか?

KANAMI:靴を脱げなかったよね。

MISA:そうそう。
いつもは裸足なんですけど、アメリカの日光の強さが本当にすごくて、とても靴なしでは立っていられなくて。終わった後、ゆでダコだったよね(笑)。みんな頭痛かったと思う。

MISA:今年やっとお給仕ができるようになって、日本で夏フェスにも出たけど、全部室内だったので。直射日光が当たって、外で砂埃も舞っている環境が懐かしかったです。

小鳩:久々に風の影響を受けたっぽね。


SAIKI:あ、音消えた! 風強いんだなって。

KANAMI:スタートが「AFTER SHOCK」でよかったねって話をみんなでしてました。

ースタッフは現地の方ですか?

小鳩:ローディーはじめライブ現場のスタッフは日本から一緒に来て。運転手さんはアメリカの方で、通訳さん、日本人の方なんですけど、現地に住んでいらっしゃる方がついてくれましたっぽ。

ー移動は基本バスだったんですか?

小鳩:移動はバスで、生活もバスでしたっぽ。バスにベッドがついてるタイプだったので、スタッフも含めて基本同じ一台のバスで14人くらい一緒に移動していましたっぽ。


ーよく映画とかで観るようなツアーバスですか?

小鳩:そうですっぽね。ツアーバスのでっかい感じですっぽ(笑)。

SAIKI:見たことないぐらいでかくて、ツアーマネージャーとして追加で入ってくれたロスに住んでいる方も「そうそう見れないバスだよ」と言っていました。

小鳩:日本の道路じゃ走れないぐらいの大きさでしたっぽ。幅も長さもめちゃくちゃでかいですっぽね。

MISA:高さもあって、2階建てだったんですよ。

小鳩:小さいキッチンだったり、トイレとかもしっかりついていて、みんなでご飯を食べたりするスペースもあったり。

ー移動環境は大変というより、むしろよかったんですね。

小鳩:ダントツよかったですっぽ。今まで体育座りして機材車と一緒に詰め込まれて移動してきた苦労があったので、今回は天国のような贅沢なバスでしたっぽ。ベッドが1人1台あるので、そこでしっかり夜に寝ながら移動できるのがすごくありがたかったですっぽね。

ー環境の面で言うと、気候や電圧が違うと音の鳴りも違うと聞いたりするんですけど、そこらへんはいかがでしたか?

小鳩:今までのツアーだと電源が落ちてしまったり、白煙が私のアンプから上がったり、いろんなハプニングが実はあったんですっぽ。でも今回はすごく環境のいい会場が多くて、音もとてもよかったですっぽ。

SAIKI:これまでやってきた規模の倍ぐらい回りましたし、ありがたいことに会場がグレードアップしていたので会場と設備も全然違いましたね。

KANAMI:今まで現地でアンプを借りることがあったんですけど、今回は全公演、同じ機材を機材車で別々で運んでくれたので、ずっと同じアンプを使用できたことがすごくありがたかったです。

SAIKI:PAさんの卓もお借りしたんですけど、あれは大きかったよね。耳の中の音がずっと一緒にできる。もう一歩違う段階に来たのかなって体感できて、楽しかったですね。もっと大きいところでやりたいなと思いました。

小鳩:今までのアメリカツアーとか、海外ツアーと比べても、音に関しても満足度が高いツアーだったと思いますっぽ。

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KANAMI:すごくコアな話で、私は普段Mesa Boogieのアンプのトリプルレクチを使っているんですけど、普段使っているものと仕様がちょっとでも違うとエフェクターボードとシステムが変わって使えないんです。今回はそれがなくストレスフリーでできたので本当にありがたかったです。

小鳩:私も前はギター1本だったのが、今回は2本持っていけたりっていうのもすごく大きかったかなと思いますっぽ。日本と近い環境でできたので、そういう意味でもそれが音に響いてよかったのかなと思いますっぽ。

ー日本でも声出しが制限つきで解禁になってきましたけど、アメリカの各ライブ会場の様子はどうでした?

小鳩:アメリカは何も制限がないので「AFTER SHOCK」で久々にすごい歓声を感じて。3年前より、もはや声が大きくなっているんじゃないかと感じましたっぽ。もちろん、人数も倍ぐらい増えていますし、会場にもパンパンのご主人さま、お嬢さまで、声の熱量は3年前より1人1人の濃さは増してましたっぽね。

SAIKI:みんなのテンションも分かりやすいし、「もっとこいよ!」って言ったら声量が倍以上上がるんですよね。だからすごい!ってなって。声の力強さというかパワーを本当に実感して。お給仕するごとに体は疲れるんですけど気持ちは元気になっていくというか、励まされているような気持ちになりました。

ーお1人ずつ特に印象に残っていることを訊きたいんですけど、MISAさんはお酒を飲むのが楽しみって言っていましたよね。

MISA:各会場でいろいろなその土地特有のビールが飲めました。

小鳩:いろんな味があったっぽね。

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ー事前にお酒も練習していったというか、リハビリしていったんですね(笑)。

小鳩:お陰でたくさん飲めてたっぽね!

MISA:うん。お酒のことでいうと、実は、帰国日はちょっと体調が悪かったんだよね。お給仕が全部終わって帰る時に寝ないで、ずっと朝まで飲んでたんですよ。

小鳩:それは誰でも体調悪くなるっぽ。

MISA:時差のこともあって、飛行機でちゃんと寝たくて普段飲まないワインとかずっと飲んでいて。そしたら体調を崩したんですけど、それ以外1回も二日酔いになってないです。

SAIKI:一番最後に「そんな飲んだの!?」って、びっくりしたよ(笑)。

ー誕生日も向こうで迎えたんですよね。

MISA:はい! 本当にいい誕生日で、10月15日が誕生日なんですけど、14日も前夜祭みたいな感じでお祝いしてもらって。大きい会場だったし、ライブハウスも素晴らしいところでいい思い出ができました。

小鳩:リハの時にサプライズでお手紙とケーキ渡したら泣いてたっぽ。

ー手紙にはどんなことが書かれていたんですか?

MISA:寄せ書きだったんですけど、スタッフも書いてくれていて。寄せ書き自体がいつぶりなんだろうってぐらい久々でしたし、すごくうれしかったです。

AKANE:メンバーでお買い物に行った時があって、その時にお誕生日だからこっそりバースデーカードを買っていたんですよ。サプライズで渡そうって。

AKANE:変なおっさんの柄のやつ!

KANAMI:おっさんじゃない、おじいちゃん!

小鳩:「おじいちゃん長生きしてね」みたいなのが書かれたバースデーカードがあって、ラスト1枚だったんですよね。MISAはそういうシュールなのがすごく好きだから、それにしようっぽって(笑)。

ーAKANEさんはどうでしたか?

AKANE:候補曲を含めセトリを組んで、この曲たちをやっていこうかなって練習していたんですけど、会場によって候補曲じゃない曲がいっぱい出てきて。メンバーはバスの中で練習できたんですけど、ドラムって練習できないんですよね。だから、不安な気持ちもあって、私だけちょっと速く会場に入らせてもらってリハをしていた時もあったんですけど、実際本番でプレイできてしまった自分に驚きました。昔だったら正直ごめん無理ってなっちゃうぐらいできなかったことだから、それで自信がついたのが一番大きかったです。

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AKANE

SAIKI:すごかった。できるんだって(笑)。

MISA:えらかったね。譜面を書き直したり。

AKANE:練習ができないから、頭の中で整理して練習する方法しかなくて。それをこなせたっていうのがすごく自信になりましたね。

KANAMI:スネアも買いに行ったよね。

AKANE:今まで使っていたスネアの調子がアメリカに来てからよくなくて。急遽ロサンゼルスでスネアを購入しました。そこからのツアーは全部そのスネアを使いました。

ーみなさん自身のプレイに関して、よりレベルアップした実感があるんですね。小鳩さんはいかがですか?

小鳩:私もMISAと同じく誕生日をツアーで迎えたので、10月21日の誕生日と次の日は後夜祭みたいな感じでしたっぽ。MISAの誕生日で「サプライズ、すごいっぽ!」っていうのを見ていたので、「小鳩のなかったら悲しいっぽ、きっとあるっぽ」と思って会場入りしたら、私のシグネイチャーのゼマイティスのギターそのままをケーキにしたものが置いてあって。大きさもギターくらいの大きいもので、本当に事細かに絵まで描いてあって。「これはなんだっぽ!?」って。すごくうれしかったですし、びっくりもしましたっぽね。あと、ちょっと前に出した渋公のDVDで、曲中にセイ! って私がみんなを煽っているところがGIFで話題になったことがあったんですっぽね。海外に伝わっているのは知らなかったんですけど、私のMCの途中で急にチラホラ、劇画タッチをさらに版画みたいに印刷したタオルを掲げているご主人さま、お嬢さまがいて(笑)。祝われているのにいじられているという(笑)。

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小鳩を印刷したタオルを掲げご主人さま、お嬢さまたち

SAIKI:小鳩らしい感じだったよね(笑)。

小鳩:うれしいんだけど、素直に喜べないっぽね、みたいな(笑)。もはやそこまでいったらうれしいが勝つんですけどっぽ。

KANAMI:萌え萌えセイ! って言うところがあるんですけど、セイ! って(笑)。

小鳩:「違うっぽ! 違うっぽ(笑)!」ってなって、すごくそれがおもしろかったですっぽ。

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小鳩ミク

ー愛されていますね。

小鳩:そう思いたいですっぽね(笑)。今回通訳さんも一緒に帯同していただいたので、MCも教えてもらいながら、その土地土地で英語のMCをできたので、現地の方と絡んだり楽しくできましたっぽ。それも声を出せるからこそで、声出しNGの有観客お給仕ではタオルを上げてもらっていたのが、今回は久々に声を浴びられて、コールアンドレスポンスもテンション上がり過ぎて、どんどん動きがオーバーになったり、すごく楽しかったですっぽ。

ーSAIKIさんはいかがでしょう。

SAIKI:日本にいる時からアメリカツアーの準備をしていたんですけど、セトリも絶対変えなきゃいけなくなるだろうし、というか変えたいねってみんなと共有していたんです。初めての公演数だったし、行く場所も多かったので、どういう反応なんだろうと結構ドキドキしました。最初のシアトルはそんなことも忘れてお給仕に突入していました(笑)。すごく盛り上がってくれてたんですけど、英語MCの準備をするのを忘れていて、1公演目だけ英語がほぼないっていう(笑)。

小鳩:ここ日本じゃないっぽって。

SAIKI:その次のサンフランシスコからどんどん英語を増やしていけるように頑張っていたんですけど、曲に関してはどの会場でも盛り上がる定番曲は日本と変わらなかったりするんですけど、毎公演毎公演のことを考えていた1カ月間だったので、察知能力みたいなのがついたと思います。あと、積極的にコールアンドレスポンスの曲とか一緒に歌ってほしい曲をどんどん増やしていっているんですけど、それは本当にやってよかったです。

小鳩:めちゃくちゃ歌ってくれたっぽね。

SAIKI:うん。一番実感できた瞬間だったなって感じました。さっきも言ったんですけど、声のパワーのすごさに持っていかれたというか、絶対に喉が持たないと思っていたんですけど意外と大丈夫だったので。

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SAIKI

小鳩:声が出なくなるかもしれないから、インスト曲をもっといっぱい用意しておいて、急遽SAIKIの喉がもう無理ってなったらその分の時間は私たちがやるっぽって言っていたんです。予備曲が必要ないどころか、もっと声を出さなきゃいけないような昔の楽曲を急遽やることも多くて、逆にこっちがびっくり!みたいな。

SAIKI:前まで自分におごっていたということではないですけど。きっと大丈夫だろうって感じで声を出していたんですけど、今回のツアーは我慢することを覚えました。リハで長時間は歌わないようにして、本番に喉をとっておく。前だったらやりたくなかったんですけど、楽器隊のみんなの技術も上がっているから大丈夫でしょという安心感もあって。3年前は5人みんなが頑張ろうねって感じで、結構シビアな空気の中でやっていたけど、そういうのがなくなって、みんないるから大丈夫って気持ちでできたのが大きかったです。

小鳩:ご主人さまもお嬢さまもたくさん歌ってくれたのも、大きかったっぽね。

AKANE:日本語がみんな上手。

小鳩:日本より日本語で歌ってくれるんですっぽ(笑)。

SAIKI:毎公演、私の前ぐらいにいてくれる方が変わるんですけど、口を見ると明らかに日本語を言っていて、え! 歌ってるの!?って。

小鳩:本当に全曲フルで歌ってるっぽ!?みたいな人とかいたよね。

KANAMI:全歌詞覚えている人もいたよね。

ーKANAMIさんはどうですか?

KANAMI:「The Dragon Cries」をプロデュースしてくださったトニー・ヴィスコンティさんがニューヨークに来てくれて。その時にトニーさんが使っているゼマイティスの12弦ギター、超高級品を持ってきてくれたんです。

小鳩:世界に2本しかない70年代のギターを持ってきてくれたっぽね。前日の夜に食事会をして、その時に小鳩がゼマイティスを使っている話をしたら、急遽明日セッティングして持っていってあげるよって言って、本当に持ってきてくださったんですっぽ。

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KANAMI

KANAMI:実際に見させていただいて、12弦ギターは初めて弾いたんですけど弾くのがめっちゃ難しいけどすごく楽しいと思って。もっと弾きたいので、小鳩にゼマイティス12弦ギターのシグネイチャーを作ってもらおうかと。

小鳩:そこは自分じゃないんだっぽ(笑)?! トニーさんがきっとBAND-MAIDに一本あったら似合うから、僕が本社に言っておくから!って言ってくれるぐらい(笑)。

KANAMI:トニーさんが急遽来てくださったので「The Dragon Cries」をやったんです。久しぶりにやったんですけど、3年前だったらできなかったですね。私的には「The Dragon Cries」が急遽でも演奏できた、みんなでグルーヴを合わせられたのがいい思い出です。

ー全体的にみなさんポテンシャルが上がったことを実感するツアーだったんですね。

小鳩:あと、精神力も大きいかなと思いますっぽ。

SAIKI:コロナ禍で毎日のように一生懸命練習してるけど、果たして本当に上手になっているのだろうかみたいな感じだったんですよね。オンラインお給仕をやっても言わばネットを通るので音が違う感じもあって。今回のツアーで本当に成長を実感できたのはよかったです。

KANAMI:3年前の海外のファンカム映像がちょうど出てきて。今回やった曲が一緒だったので観たんですけど、音が今と全然違くて。ドラムのアタックの音もピッキングの音も声の声量というか、安定感とかも全部違くて。

SAIKI:何もかも違うバンドだよね(笑)。コピバン? みたいな(笑)。

小鳩:本当にそう思うっぽ(笑)!

KANAMI:3年間で精神力と技術も上がっていたんだなって安心と安堵がありましたね。

SAIKI:この安心感は成長した部分もあると思うんですけど、環境が本当によかったので。

小鳩:PAも3年前は現地の方で、アップ、ダウンも通じないみたいな時もあったりするぐらいでしたし、機材もですし。最初に言ったようにツアーバスでずっと過ごしている時間が長いというのも安心感というかお給仕の安定感に繋がったんだろうなと思いますっぽ。

ー目標に掲げる世界征服というところに一歩近づいたUSツアーだったんですね。

小鳩:すごく成長できたツアーだったなと思いますっぽ。

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ー年明けに日本で東京ガーデンシアター公演がありますけど、どういうお給仕にしたいと思いますか?

小鳩:今まで日本でBAND-MAIDが単独でやった中だとダントツ大きい会場になるので、そういう意味で新しいお給仕になるんじゃないかなと思いますし、USツアーをやって成長した私たち、今の私たちを観てほしいですっぽね。

SAIKI:10周年の幕開けにぴったりのお給仕にしたいなと思っていますし、10年続けられていることを普通にみんなとお祝いしたい。いろいろ成長してきた自分たちを見せられる場所にしたいです。あまり舐めていると、みんなびっくりするぞと(笑)。

小鳩:3年間で知ってくださった方とか、配信で知った方もすごく多くて。来年の1月に初めて来る人も多いと思うので「びっくりさせちゃうぞ!」っていうのはありますっぽね。

KANAMI:がんばります!

SAIKI:アメリカでびっくりしてくれている人が多くて、目視でも分かったし、こんなにできたんだ! みたいな目線を感じたんです。「そうそうこれこれ」みたいな。ギャップを売りにしていますし、ギャップという面でもひっくり返せるような内容にしたいなと思います。

MISA:シンプルにいつも通り楽しんで演奏したいなって思います。

小鳩:飲んでね(笑)。

AKANE:どんなお給仕になるのか自分でも分からなくて、USツアーを回って、さいたまスーパーアリーナという大きいところも経験して(※ガンズ・アンド・ローゼズ来日公演のサポート・アクトを先日務めた)、自信を持ってみんなに見せられることがうれしいので、私自身も楽しみだし、みんなにも楽しみにしていてもらえたらなと思います。

KANAMI:アメリカの経験を経て作りたいなって思う曲も増えたので。

小鳩:アメリカの時の気持ちをね(笑)。

KANAMI:そうです、そうです!

小鳩:らしいですっぽ! お楽しみにということですっぽ!

<リリース情報>

BAND-MAID
『Unleash』
発売中
https://lnk.to/_unleash

初回生産限定盤[CD+Blu-ray]
PCCA-06153/5900円(税込)
特殊パッケージ仕様
ポストカード1枚、ポスター型ブックレット封入
※Blu-ray盤のみマルチチャンネル映像対応(一部デッキによっては非対応)

初回生産限定盤[CD+DVD]
PCCA-06154/3500円(税込)
通常仕様

通常盤[CD ONLY]
PCCA-06155/2500円(税込)
通常仕様

=収録内容=
《CD》全8曲収録
1. from now on
2. fBalance
3. fUnleash!!!!!
. fSense
5. fIll
6. fCorallium
7. finfluencer
8. fHATE?

《Blu-ray/DVD》※初回生産限定盤のみ付属
Unleash!!!!!(Music Video)
from now on(Music Video)
Unleash!!!!! (Instrumental Music Video)
Sense (Instrumental Music Video)

購入はこちらから:BAND-MAID.lnk.to/Unleash_j

<ライブ情報>

WELCOME TO ROCKVILLE 2023
2023年5月18日~22日 ※米現地時間
https://welcometorockville.com/

BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI
2023年1月9日(月・祝)東京ガーデンシアター
公演詳細 https://bandmaid.tokyo/contents/534358
配信チケットは12/23~発売