【画像】トンボコープ、Zepp Haneda公演(全37枚)
SEは、アルバムにおいても幕開けの役割を担っていた「FANDOM」。そしてアルバムと同じ流れで「アイデンティティ」からライブがスタートする。ロックアンセムとしての堂々たる響きに呼応するように、高らかに歌声を重ね、懸命に拳を突き上げていく観客。ライブ開始直後とは思えないほどに熱く輝かしい光景が広がり、いきなり胸が高鳴る。続けて、雪村りん(G・Vo)の「踊ろうぜ!」という呼びかけから「Freedom!」へ。同曲の間奏では、でかそ(B)が「何も不安がらず好きに楽しめ。全員愛してる!」と告げる一幕も。そして、林龍之介(Dr)が「東京ー!」と地元へ帰ってきた喜びを叫ぶ中で「風の噂」へ。雪村が「一番高く跳んだやつが優勝。
雪村りん
でかそ
「囚人」「daratto」を経て、2度目のMCパートへ。雪村は、今回のツアーの全ての公演でセットリストを変えてきたことを振り返りつつ、「今日はツアーファイナルにふさわしい超パワフルなセトリを持ってきました」と宣誓。そして、そらサンダー(G)が奏でる重厚にして豪快なギターリフを皮切りに、まるで激流のようなバンドサウンドが堰を切ったように流れ出し、ライブアレンジが施された「明日の一面」へ突入。ロックバンドとしての野性を容赦なく解放していく4人。
そらサンダー
林龍之介
ここで雪村は、人前で喋るのが苦手なタイプであるが故に、これまでのライブではMCで喋ることを事前に携帯のメモに書いて準備していたことを明かした。ただこの日は、メモを書かずにライブに臨んだという。その理由は、「そんな自分を変えたいから」。雪村は続けて、その瞬間ごとに心の内から湧き上がる言葉を紡ぎ出すように語り始める。生きていたら、嫌なことや苦手なことに立ち向かわなければいけない時や、恥をかく時が、否応もなく訪れる。そういう瞬間に聴こうと思うのがトンボコープの音楽だったらいい。
「俺のなけなしの気持ちがこうやって燃え続けていられるのは、音楽で繋がっているから」「繋がっている証、その証明の歌」。雪村の言葉を受けて届けられたのは、勇壮な響きを放つライブアンセム「HEART BEAT」。突き上がる無数の拳。重なる熱烈な歌声。大サビに入る前、雪村が「愛してる」と告げた一幕が胸を打つ。そして、「音楽でずっと繋がっていよう! ぶつかる準備はできてるか!」という呼びかけから「彗星」へ。
セットリスト
SE. FANDOM
1. アイデンティティ
2. Freedom! LIVE ver
3. 風の噂 LIVE ver
4. 地獄でいいから
5. 喜怒哀楽 LIVE ver
6. 囚人
7. daratto
8. 明日の一面 LIVE ver
9. 過呼吸愛
10. Now is the best!!!
11. むかしむかし
12. くだらないこと
13. MUNSELL
14. フラッシュバック
15. レインコート
16. HEART BEAT
17. 彗星
18. あとがき
SE. VISION
EN1. 始まりの合図
EN2. 鼾
EN3. オールアローン


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