【ライブ写真ギャラリー】
昨年夏にリリースした最新アルバム『METAL FORTH』がアメリカ・Billboardアルバム総合チャートで、日本人グループとしては初のトップ10入り(9位)を果たしたほか、イギリス・THE O2 ARENAやアメリカ・Intuit Domeと世界各地でアリーナ公演をソールドアウトさせ続けているBABYMETAL。
満員のオーディエンスで埋め尽くされる中、定刻を過ぎた頃に会場は暗転。「METAL FORTHのピースがすべてここに集結する」などのメッセージとともに、ライブの幕開けを告げるオープニングムービーがアリーナ頭上のスクリーンに映し出され、派手なレーザー演出とともにアリーナ中央に設置された菱形のメインステージにBABYMETALの3人のシルエットが浮かび上がる。そして、サブステージに鎮座する神バンドのヘヴィな演奏とともに、ライブは最新アルバム『METAL FORTH』のオープニングを飾る「from me to u (feat. Poppy)」から、勢いよくスタート。MOAMETAL、MOMOMETALが躍動感の強いダンスで観る者を魅了する中、SU-METALは王者の風格を漂わせた圧倒的なボーカルを会場中に響かせていく。
以降も、SU-METALの煽りを受けて観客が一斉にジャンプする「RATATATA (BABYMETAL x Electric Callboy)」、激しいブラストビートに合わせて〈1, 2, 3, 1, 2, 3〉と楽しげに連呼する「Song 3 (feat. Slaughter to Prevail)」、重低音の効いたメタルサウンドにインドの民族音楽のテイストをミックスした「KON! KON! (feat. Bloodywood)」と、もはやライブに欠かせないキラーチューンに成長した新曲群を連発。そして、トラップサウンドを取り入れたキュートなモダンメタル「KxAxWxAxIxI」が繰り出されると、ここまでアルバム『METAL FORTH』の曲順どおりにライブが進行している事実に気づく。そんな我々の驚きをよそに、BABYMETALはその後も「Sunset Kiss (feat. Polyphia)」「My Queen (feat. Spiritbox)」と、緩急に富んだ個性的なメタルナンバーを繰り出し続ける。特に、前者では菱形のステージがリフトアップし、ステージ外周を覆うLEDスクリーンにイメージ映像が映し出されるなど、曲ごとにさまざまな演出も用意され、観る者をBABYMETALらしい唯一無二の空間へと引きずり込んでいく。
ミドルヘヴィの楽曲中心で進行する中、疾走感の強い「Algorism」で空気が一変すると、MOMOMETALがデスボイスを轟かせて会場を沸かせる一幕も。続く「メタり!!(feat. Tom Morello)」でも彼女の口上とデスボイスがライブのスパイスとなり、「Algorism」同様にライブ初披露となる王道メタルチューン「White Flame -白炎-」ではフロアの盛り上がりも最高潮に到達。
もちろんライブはこれで終わるはずもなく、「新たなLEGENDへお連れしよう」のメッセージと「15 BABYMETAL YEARS」のタイトルとともに、スクリーンには15年にわたるBABYMETALの軌跡を振り返る映像が上映される。そしてサブステージに登場したSU-METALが杖を手にし、ステージに向けて掲げると歩む道先に炎が点火。3人はゆっくりとステージまで歩き、到着すると顔の前で両手をクロスさせ「BABYMETAL DEATH」へと突入する。ヘヴィな音像の中、フロアには多数のサークルが発生するなど、会場は一瞬にしてBABYMETAL15周年を祝福する”ミサ”へと変貌を遂げる。
その後もBABYMETAL”はじまり”の1曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」や、活動初期から長きにわたり愛され続けている「メギツネ」を連発。未来へと目線を向けた前半パートと、積み重ねてきた過去を現在進行形の3人が表現する後半パート……かつてない構成のこの日のライブは、まさに”METALのその先”を体現したものだった。
そんな中、会場のファンを大いに驚かせたのが、久しぶりに披露された「Catch me if you can」「あわだまフィーバー」「Elevator Girl」のメドレーだろう。筆者も思わず唸ってしまったこのメドレーだったが、懐かしさ以上にMOMOMETALが加わったことで新鮮な気持ちで接することができるなど、新たな収穫の多いパフォーマンスとなった。そして、「KARATE」で会場の盛り上がりはピークへと接近し、メインステージがリフトアップする演出を交えた「ギミチョコ!!」でライブはフィナーレを迎えた。
観客による熱狂的な「BABYMETAL」コールで会場が包み込まれると、しばしのインターバルを経てステージにはコルセットとバトル・ロング・ジャケットに身を包んだダンサーたちが登場。蝋燭を手に、メインステージ外周をゆっくりと移動していくと、SU-METALの透明感溢れる歌声から「ヘドバンギャー!! 15th Night Ver.」にてライブが再開し、フロアはヘドバンの海と化す。
BABYMETAL史上、過去最長となった今回のワンマンライブは、コロナ禍と重なったことでいろいろな制限が伴った「10 BABYMETAL YEARS」での悔しさを払拭するような、まさしくアニバーサリーにふさわしいステージだったと断言できる。しかし、この大きな節目も”METALのその先”を見据えたBABYMETALにとっては、単なる通過点に過ぎない。ここから彼女たちがどんな「まだ見ぬ景色」を我々に届けてくれるのか、また我々の想像を超えるような記録を打ち立て続けていくのか。そして、次に日本でライブを行う際にはどんなステージを見せてくれるのか、期待を胸に続報を待ちたい。
セットリスト
01. from me to u (feat. Poppy)
02. RATATATA (BABYMETAL x Electric Callboy)
03. Song 3 (feat. Slaughter to Prevail)
04. KON! KON! (feat. Bloodywood)
05. KxAxWxAxIxI
06. Sunset Kiss (feat. Polyphia)
07. My Queen (feat. Spiritbox)
08. Algorism
09. メタり!!(feat. Tom Morello)
10. White Flame -白炎-
11. BABYMETAL DEATH
12. ド・キ・ド・キ☆モーニング
13. メギツネ
14. Catch me if you can ~ あわだまフィーバー ~ Elevator Girl
15. KARATE
16. ギミチョコ!!
17. ヘドバンギャー!! 15th Night Ver.
18. Road of Resistance


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