2月1日(日)、同イベントの最終日となる『FINAL NIGHT~THE FUSION~』の謳い文句は『"現在"のØMIが築き上げるエンタテインメントを披露するステージ』。異色のアーティストが融合することで、新たなエンタテインメントを創造してきた『THE FUSION』を、いよいよライブステージへと昇華させた。数々のアーティストやMATEと化学反応を起こすだけに飽き足らず、これまでの軌跡を巧みに回収して魅せたのだ。
【写真】ØMI『FINAL NIGHT~THE FUSION~』
『FULL MOON』『ANSWER...』と連なるオープニング映像から、この日もスタート。赤い空のようなスクリーンに雷が這い、真紅のファーコートをまとったØMIが姿を現した。EP『THE FUSION』のタイトルソングである「THE FUSION」を投下し、いきなりフルスロットルで踏み込んでいく。圧倒的な覇気で《超越していく Borderline/混ざり合う Paradigms》と伸びやかに宣言する様は、ここから始まっていく物語のテーマをまざまざと明示しているよう。勢いのままに、葛藤の先でMATEの信頼関係を築いたØMIが、未来に残し続ける思いの丈を表した「Purple Pill feat. SKY-HI」へ。艶っぽい歌声に覚悟を滲ませ、誇らしげに狼煙を上げた。
すると、合図を待っていたかのように、「XXX feat. AK-69 & HIROOMI TOSAKA/SWAY」でSWAYが登場。
このままコラボ祭が繰り広げられていくのかと思いきや、なんとPSYCHIC FEVERのターンに突入。オープニングライブ担当として、『ANSWER...』ツアーに帯同していた彼らが、ついにステージを任されることになった事実には、胸が熱くならざるを得ない。「Just Like Dat feat. JP THE WAVY」と「Whats Happenin」で堂々としたステージを展開し、しっかりと場の温度を守り抜いていた。
PSYCHIC FEVERがステージから去ると、音楽のバトンは再びØMIへ。デニムに革ジャンというラフスタイルに着替えた彼は、声高らかに「Afrojackと一緒に!」と叫び、Afrojackのクリエイティブである「PLAY THAT」「HEY」「DIAMOND SUNSET」を続けざまにドロップ。フロアが揺れ、タオルやフラッグがクルクルと天を仰いだり、会場一体となる掛け合いが生み出されたりといった光景は、まさにØMIとMATEによるフュージョンと呼ぶにふさわしい。さらには、あえて『FIRST NIGHT~FULL MOON~』と『SECOND NIGHT~ANSWER...~』で使った映像を用いることで、過去からの時間軸が今に繋がっていることさえも映し出してみせた。
それぞれのコラボレーションに想いを馳せるVTRを挟み、いよいよライブは後半戦。赤いレザージャケットに衣装チェンジしたØMIは、「Feel Gold feat. 山下智久」を先導し、ストーリーテリングに歌い踊っていく。クライマックスを直前に控え、ファンや応援してくれるすべての人に向けたメッセージソングである「You(Prod. SUGA from BTS)」、ファンと曲を縮めるために作った「Just the way you are」と相次いで披露しているのも、特筆すべき点のひとつだろう。現在のØMIを落としこんだ『THE FUSION』においても、彼は今一度「目の前のあなたが大切なんだ」と手渡すことを選んだのだ。さらには、《lets make love》と繰り返される「One Last Time」へ繋げるなんて、どれほどロマンチックなことか。しかも、この日は『FIRST NIGHT~FULL MOON~』では不在だったBENIも駆けつけたのである。一連の流れは曲中に描かれているふたりが、時を越えて再会できたと謳っているかのようだ。併せて、再び巡り逢えたふたりは、短くない時間を越えて『FULL MOON』を迎えたØMIとMATEにも重なる。彼は感謝のみならず、「人生が交わればまた会える」という希望も形にしたかったのではないだろうか。
ついに『THE FUSION』もフィナーレへ。
アンコールでは、「僕のメッセージソングとして届けたいと思います」と宣言し、「HEART of GOLD」を投入。『FIRST NIGHT~FULL MOON~』と『SECOND NIGHT~ANSWER...~』で大トリを飾ってきたナンバーを導き、目の前にいる一人ひとりに向かって言葉を送っていく。そして、『THE FUSION』のエンディング曲であり、2026年現在の心境を歌った「LASTING FOREVER」へ。吸い込まれるように聴き入るMATEの様子は、しっかりと重心の乗ったØMIの歌声を受け取ろうとしているよう。《君がいてくれるならForever/もう夜が明けるよ》と刻み、《痛くないこんなくらい》と自らを鼓舞する先の世界を浮かび上がらせたのだった。
ØMIが去ったあと、スクリーンには『FINAL NIGHT~THE FUSION~』を締めくくるVTRが。「THE FUSIONはPhase2へ続く…」のメッセージを残し、エンドロールと共に壮大な物語を結んだのだった。
しかし、『ØMI LIVE 2026 ~INFINITY MOON~』は、まだまだ終わらない。過去、現在、未来と繋いできた3DAYSの締めくくりとして『AFTER PARTY』を開催。「Q&Aコーナー」や「プレゼントコーナー」を通して、MATEとコミュニケーションを取っていく。そして、三代目 J SOUL BROTHERSが10周年を迎えた当日にInstagramに公開した「Love Letter」を歌唱。月明かりのようなスポットライトが降り注ぐなか、朗らかに”ありがとう”と語りかける。


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