FIVE NEW OLDがニューアルバム『Feel』をリリースする。昨年は結成15周年イヤーを「FiNO is」というフレーズとともに駆け抜け、再録含むベストアルバムや全国ツアーを通して自身のアイデンティティを問い直した。
その到達点で宣言した、ニューチャプターの幕開け。本作はリスナーに、ごく単純な二つのアクション――踊ること、そして感じること――を促す。その無邪気さは決して退行ではない。むしろ洗練の先で削り落とされたひとつの回答であると同時に、人間であることの証明にすら手こずる2026年の私たちに与えられた反撃の切り札だ。大冒険でもなければ思い出巡りでもない新たな道を、『Feel』が拓く。

【撮り下ろし写真】FIVE NEW OLD

―今作『Feel』は「踊れる」というシンプルなテーマを掲げています。

HIROSHI(Vo/Gt) 今回はコンセプト先行ではなく、感覚的に良いと思えるものにプライオリティを置いて制作していこうというプロセスでした。自分たちでも何を作っているのかよくわからないまま、感覚に身を任せることを大事にしていて。昨年バンドが15周年を迎えて、公にもニューチャプターに進むんだと宣言しましたけど、じゃあその新章とは何なのかと。それは僕たちが表現できることとして、上手く言葉にできないことを音楽に具現化していくことなんじゃないかと思って。だから、「こんなものを作りたい」ということよりも、「生まれてきたものがどんな音楽になりたがってるか」に耳を傾けることを大切にしていました。「なぜ僕たちのもとにこの音が生まれたのか?」みたいな。


―プレーンな状態で、内側から湧き上がってくるものを見つめてみるのが今回の制作だったんですね。

HIROSHI 今は誰でも気軽に音楽を作れるようになったし、たとえば未完成の曲のサビをショート動画で流して、受けが良かったものだけを形にするってこともできるじゃないですか。僕らはそこにネイティブではなくて。そんな時代における戦い方ってわけでもないけど、表現し得るのはもっと野生的な感覚なんだという気がします。今まではタイトルに深い意味を忍ばせていたりもしたんですけど、今回は「たかがポップミュージック」ということをもっと大事にしようと。意味のなさそうなものにこそ意味がある。そういうことを意識していましたね。

―確かにこれまでのアルバムはどれも入り組んだテーマがありましたよね。それだけに『Feel』はフレッシュなマインドで取り組めたんじゃないかと思いますが、いかがですか?

WATARU(Gt/Key) 没頭して制作できましたね。『Feel』というタイトルが付く前から、「これ、なんか良い」というフィーリングを大事にしていたので。その方が自分たちも楽しいし、その楽しさは聴く人に伝わると思ったんです。レコーディングが終わる頃にこのタイトルが出てきたんですけど、すごく共感できましたね。
「踊れる」というテーマも、実際に身体が踊っているのか、それとも心が踊っているのか、色んな捉え方ができると思うし。そのどちらでもある、ありのままの自然体を収められたのかなと思いますね。

―作品を聴いていて、サウンドやアレンジメントは多岐にわたりつつ、キャッチーな歌心と踊れるビートが軸にあるのが印象的でした。3年半前の前作『Departure : My New Me』はコロナ禍の最中に制作されていましたし、その後にFiNOは初のホールワンマンなども行っていたわけで、ライブという場を捉え直したこの数年間の経験が今作に反映されているんじゃないかと思います。

HIROSHI それは結構あるかも。この3年半ライブの意味が問い直された感じがあって。我々に限らず音楽産業全体として、ライブに通う一番分厚い世代が入れ替わったような気もするし。遊び方も、「こうじゃなきゃいけない」みたいなものがすごく増えたと思うんですよね。誰もが「こうしたらみんなと一緒になれる」っていう安心感を求めてる。その気持ちは共感できたりもして。ただ、FIVE NEW OLDのライブは、通っている人も初めての人も一緒についてきてくれるっていう印象がある。お互いをリスペクトしながらともに在り続ける空気感をファンの方々と一緒に作ってこられたという実感は、今作に影響を与えていると思います。


HAYATO(Dr) 僕らはライブありきのバンドなんですよ。デビュー前からレコーディングよりもとにかくライブを重ねてきて、爆発を起こしながらお客さんと出会っていくっていう下積み時代があったので。

―バンドとして原風景にあるのは、ステージとフロアのコミュニケーションなんですね。

HAYATO はい。もともとはモッシュ&ダイブをしてほしかったんですけど、そういうバンドじゃないっていうことがわかって、それから何年もかけてやっと独自の楽しみ方を提示できるようになってきたんです。だから、歌いやすいフレーズやコール&レスポンス、一緒に踊れる曲を作って盛り上がり方を示すっていうイメージが僕にはありました。

―HAYATOさんのその言葉とも通ずる質問だと思いますが、今作の制作にあたって立ち戻った「原点」とはどういった感覚のことなのでしょう? たとえば、かつてのFIVE NEW OLDのポップパンクサウンドに回帰しているわけではないじゃないですか。

HIROSHI 「なぜ人はライブに行くのか」みたいな問いのことなのかもしれないです。音楽って、アートの中でも特殊な分野だと思うんですよ。絵は完成したものを鑑賞するし、舞台も決まった公演期間で終わるけど、ライブは10年前の曲も今の曲も織り交ぜて何度も繰り返すじゃないですか。それって他にないなって。

―確かに。


HIROSHI アーティストとしては、自分が狭い部屋で書いたメロディが色んな人の歌声と混ざっていくっていうのはそこでしか味わえないものなんです。音楽がもう一度、違う形で再生されていくみたいな。その瞬間にこそ、届いたっていう実感があるのかなって。

―その根源的な喜びにいま一度向き合うのが『Feel』だと。歌詞は全曲が英詞となっていて、これもある種の原点回帰ですね。

HIROSHI もともとはむしろ、全部日本語にしようかと思っていたんですよ。ただ、デモ出しの時にチームで集まったら、「全部英語で行こう!」っていう意見が出て。僕の中では、ニューチャプターに進むから日本語でガラリとやり方を変えようと考えてたんですけどね。でも、戻るのも面白いなと。『ジョジョの奇妙な冒険』が7部(『スティール・ボール・ラン』)からパラレルワールドになる、あの感覚っていうか。新章って言っても必ずしも前にいくことだけじゃなく、一度戻って同じことを繰り返すことで違いが生まれていくこともある。反復しながら先に進むのが大切なんだって気付いたんですよ。


―「ニューチャプター」の意味合いが全然変わってくる発見ですね。

HIROSHI 要するに、マルチバースですよね。

―別の世界線のFIVE NEW OLDが始まったと。英詞を歌うのは海外のリスナーに対する意識の表れなのかなとも思ったのですが。

HIROSHI それはもはや関係ないですね。聴いてきたのが英語の曲だったから、これがアイデンティティだしな、っていう。ローカライズにもトライしてきたけど、自分たちのことをシンプルに捉え直すとこうなりますよね。このアルバムを作って思ったのは、「本当のことしか届かない」ということに尽きる。FIVE NEW OLDの「本当」が詰まってると思います。

FIVE NEW OLDが語る、16年目の新章 『Feel』が開く別世界線──ジョジョ第7部感覚の現在地

Photo by Mitsuru Nishimura

人間には間違い続ける道しか残されてない

―「本当」であることの重みも、時代とともに移り変わっていますよね。生成AIでそれっぽい音楽を作れることに対するカウンター意識も、『Feel』には宿っているように感じます。

HIROSHI 僕もどちらかといえばAIに爪先まで浸かってる方で、困ったことがあったら容易に頼ってしまっているんですけど(笑)。
だからこそ、俺、このままだと何も考えなくなるな……っていうか、もう考えていないな、みたいな感覚がもう日常の中にあって。じゃあこの先に何が残るかというと、やっぱり「感じること」なんですよね。

―まさに『Feel』。

HIROSHI 昨日めちゃくちゃ嫌なことがあったとしても、実はすごく怒ってたとしても、人間はそれを隠して話すことができますよね。だけど、それをアウトプットするかどうかは別として、感じたことには嘘がない。僕たちに残されてるのは、感じたことをどうするかだと思うんです。

―複雑なことや間違いのないことを簡単に形にできる時代だからこそ、その素直さが重要になると。

HIROSHI このアルバムを作りながら、いろんなミスリードが僕たちの音楽にあったんだなってことを実感したんですよ。たとえば、Daft Punkを聴いてカッコいいと思ったから、それをシンセで真似し始める、みたいな。実際は、Daft Punkのカッコよさっていうのはサンプリングのセンスなのに。でもその間違いの連続が今に繋がってるっていうのも事実で。人間には、感じたことを表現して間違い続ける道しか残されてないって思います。

―音楽を聴いて昂ったら踊る、というのも人間にしかできないことだと思います。

HIROSHI そうですね。踊ることが最も苦手な国民性の日本で、踊れるアルバムを作る。それは正しく踊れっていうことではなくて、むしろ間違って踊れっていうこと。

―楽曲の詳しい話もお伺いしたいのですが、トラックリストを見てみると作曲をコライトで行っている楽曲が目につきます。共作詞、あるいはアレンジャーやプロデューサーを迎えることはありましたが、作曲のコライトは新鮮な試みなのではないかと。

HIROSHI 『Departure : My New Me』で、ちょっとずつ色んなミュージシャンと合わせてみてはいたんです。僕たちが作った母体の曲があって、そこにBloc PartyのRussell(Lissack)が加わったりとか。で、そこで得た刺激も多かったけど、自分がわからなくなって。だったら一度、思い切って委ねてみようって感じでした。そうしてみたら、自分がスタックして動けない箇所を、Elijah(Noll)やTyler(Carter)が物凄い速さで飛び越えていくんですよ。で、歌詞ができてない段階で、「このサウンドはこういうバイブスを持っているね」みたいなイメージがその時点で共有できる。その感覚って、もともとは僕も持ってたのに忘れてたかもしれないなって、彼らが気付かせてくれました。

―悩んだ末に一番最初のアイデアに戻ってくる、みたいな話ってよく聞きますけど、そういう直感の間違いなさを再確認できたということでもあるんですかね。

HIROSHI 他の選択肢すら与えないようなスピードで曲のコアを掴みに行くみたいな。それも「本当」ですよね。感じたままを出してもらうっていうプロセスがなかったら『Feel』になってなかったかも。部分部分でパーツをこしらえて、接着点が脆いままのアルバムになってたかもしれませんね。

―その他に、制作のプロセスで変化したことはありましたか?

WATARU 作品ごとにプロセスはめちゃくちゃ変わるんですけど、それぞれメンバーごとの役割があって。僕はとにかく思いのままに詰め込んで楽曲を制作していきました。コライトの楽曲に関しては当たり前ですけどHIROSHIの感覚とは全然違うものが出てくるので、「こういうのもあるのか!」と思いながら制作を進めて。でも面白いことに、自然とまとまりを感じるものになっていった。結果的に、FIVE NEW OLDのシグネチャーなサウンドができ上がったアルバムになっていると思いました。

―確かに、たとえば「18 again...」のトップラインはまさに(コライトで参加した)Tyler Carter印のメロディという感じですけど、楽曲自体はFIVE NEW OLDらしさがハッキリと示されるものになっています。

HIROSHI Tylerとは「18 again...」の他にも何曲かセッションしたんですけど、すごく刺激をもらいましたし、軽やかに曲作りが進んでいくのを感じました。でも、結局は僕とWATARUがメインコンポーザーではあるので、「この二人が盛り上がってないとあんまり意味ないね」っていうことをSHUN君が言ってくれたんですよね。みんなで共和国的にやるのもいいけど、僕とWATARUが上がってないと曲が飛んで行かない。その一言は好きにやってみるきっかけになりました。

―先ほどWATARUさんがそれぞれの役割があると仰いましたが、そういう意味でHAYATOさん、SHUNさんは今作にどのようにコミットしていったのでしょうか?

HAYATO 僕はずっと、「その曲、好き」って言ってました(笑)。過去作でご一緒したレコーディングエンジニアの渡辺敏広さんとまたやらせてもらうっていうことで、納得のいく音の良い作品ができ上がるというのは、もうわかってたんですよ。だから、制作に没頭するWATARUを見ながら、それに匹敵する曲が上がってきた時、それに対して「めっちゃ良いよ」っていうのが僕の役割。

SHUN(Ba) HIROSHIとWATARUが軸になって制作を進めていくっていうのは前作からやっていたやり方なんですけど、僕はそれを少し俯瞰して見ながら、「作らなきゃいけないもの」と「作りたいもの」を整理して、ブレないように「こうしてみたら?」を伝えていきました。アルバムに足りない要素を考えて、「こういう方向でやってみて」とか。

HIROSHI そのバランスがすごく良かったと思う。この二人(HIROSHIとWATARU)はバカになってた方が良くて(笑)。それを肯定してくれる人と、交通整理をしてくれる人がいるっていう。これまでは、ちゃんと伝わるものであることとか、全容がわかるものであることにとらわれすぎて本質を見失うことが多くて。言葉にできないからこそ音楽にしてるんだっていう感覚を大切に守らなきゃいけないという思いがありました。自分でもよくわからない感情を音にするのが、僕らが根源的に求めてるものであり、音楽に携わる人の使命だなって。チームの人からしたら「何がしたいんだ?」っていうのでめっちゃ不安だったと思いますけど(笑)。それでもこの4人には、この作品が悪くなるわけがないっていう共通認識があった。

FIVE NEW OLDが語る、16年目の新章 『Feel』が開く別世界線──ジョジョ第7部感覚の現在地

Photo by Mitsuru Nishimura

NEWとOLDを5回行き来した先へ

―収録曲についてですが、個人的には「Rainy Laundry」が面白いなと思いました。前半はトラップ、後半は生っぽいサウンドのドラムンベースになって、アナログとデジタルのグラデーションが一曲の中にある。

HIROSHI デモはあったけど、もともとはアルバムに入れる予定ではなかった曲です。ただ、今回はなるべくコンパクトに凝縮したいっていうことで全9曲にすることを決めていたんですけど、アルバムの流れとしてチルいものも、『MUSIC WARDROBE』に収録されていたインスト曲みたいな場面転換も欲しいなと思った時に、SHUN君が「この曲で全部やっちゃえばいいじゃん」ってアイデアを出してきて、マジかって。

―なるほど。

HIROSHI 最初は前半のノリがずっと続く曲だったんですけど、トップラインの変化に合わせてビートを切り替えたらしっかりハマりました。

―エンディングの「Eloquence」もすごく良い。シューゲイザーっぽくて、2015年リリースの『LISLE'S NEON』収録曲「Liar」をアップデートしたような仕上がりです。

WATARU ちゃんと盛り上がる要素があるミッドバラードって、今まで意外となかったと思っていて。グルーヴを止めずに流せるような曲を並べて曲順を決めていたので、この曲も当初は入る余地がなかったんですけど、やっぱりバンドの姿勢として最後にこれまでなかったものを提示したいなということで収録することになりました。

―バラードとしてHIROSHIさんの歌が良いというだけでなく、音響的な気持ち良さもあって美味しい曲ですよね。

HIROSHI 8曲目の「Merry-Go-Round」で踊れるアルバムとしての『Feel』は完結している気もしていて。この曲はスタッフロールの後のエピローグみたいなイメージ。なおかつ、一番踊りから遠いところにありながら、このアルバムで僕が言葉にしたかったことを最も歌詞に落とし込めた曲でもあるんです。

―そういった中で、「Icarus」をリード曲としたのはなぜなのでしょう? 一際アグレッシブな楽曲という印象ですが。

HIROSHI イカロスの寓話をモチーフとして意識して、グイグイ高度を上げていくように制作したんです。「これじゃまだ低空をバタバタしてるだけじゃん」みたいな。そういうプロセスって今までにはあまりなくて、もっと音楽的な視点で制作してきたんだけど、世界観に紐付けて音を構築していくのがすごく面白かったんですよね。完成したと思いきや、「もっとぶち壊そう」ってことになったり。

SHUN フェスやイベントで30分のライブをすることとかを考えた時に、リード曲はパンチが強い方がいいなと思って。じゃあやっぱり「Icarus」なんだけど、にしてはまだ弱いんじゃないか、みたいな。それから、ここまでポストプロダクションで変えていったのは初めてなんじゃないかっていうくらい、全部を組み替え直しました。

HIROSHI 「Fly too close to the sun」っていうのがもともとのタイトルで、太陽に近付きすぎてしまったイカロスのことを意味する、無茶をしてヘマをしてしまうという意味のフレーズなんですよ。でもそれを逆手に取って、「どれだけバカにされたってやるぜ」って宣言してるっていうか。

―FIVE NEW OLDのスタンスを象徴する曲なんですね。

HIROSHI 間違いを厭わなかった結果、自分たちがある気がします。この話をするかどうかは迷うんですけど……資本主義的な、「変化していこう」「上を目指そう」みたいな、加速していく愚かさみたいなことを歌ってるんです。それをどう受け取ってもらうかは自由で、勇気をもらってもいいし、「それって大丈夫?」って疑ってもいい。ディテールを詰めていく中で、果たして上がっていくのか落ちていくのか、色んな予感を音楽的な世界として構築できた感触があります。

―最後に、『Feel』を完成させたいま、改めて16年目のFIVE NEW OLDが歩んでいるニューチャプターとはどのようなものなのか聞かせてください。

WATARU 「伝統」という一言のような気がしています。これまで、知らず知らずのうちに大事に守り続けてきたものがあったんだなっていうのが、『Feel』を作ったことでよくわかって。新しさだけじゃなく、自分たちの本質をちゃんと掴もうとしてる段階にいるのかもしれない。それを今後も続けていきたいと思っています。

HIROSHI 「伝統」に近いけど、「反復」かな。國分功一郎さんの『目的への抵抗』という本の中で、現代社会は反復を許さないという話が出てくるんです。でも、自分を形成するために一番必要なのは繰り返すことなんだっていう。新しいものに触れることで自分が芽生えるように感じるけど、実はそうではなく、繰り返しの中で自分の輪郭が徐々に浮かび上がってくる。『Feel』を通してその考え方にすごく共感できるようになって。僕たちはこの資本主義社会の中で当たり前に「停滞は後退だ」って植え付けられてるけど、実はそうじゃないのかもしれない。だから、英詞に戻ったことも、メジャーデビューの時と同じ場所でアー写を撮り直したことも、『Feel』が生まれたことも、FIVE NEW OLDを深めていくための反復なんだと思います。

HAYATO いま僕たちがいる世界線が、先に進んでいるのか、後ろに下がっているのかはもうどうでもよくて。『Feel』で新しく出会うお客さんも、久しぶりに気付いてくれた昔のファンも、新旧問わず支えられるようなバンドになりたい。『Feel』はその誰もが感じ取って踊ってもらえる究極形のアルバムだと思うので、ニューチャプターの幕開けを一緒に歩んでいけたらと思います。

SHUN もうメジャーでの活動期間の方が長くなって、悪く聞こえるかもしれないけど、「商品」を作るのがめっちゃ上手くなったんですよ。受けたオーダーに応えられるものを作るとか、商品価値を高めて出荷するとか。その上で、去年のツアー中に4人で「バンドでやりたかったことってなんだっけ?」みたいな話もしたんです。『Feel』は、ちゃんと自分たちを取り戻せたアルバムだっていう感覚がある。だから、次に何をしようかっていう話が早くも出てて。僕とWATARUは、「今回良いものができたから、次は良すぎるものを作ろう」って話してます。そこまで振り切ろうっていう感覚になれたのはこのアルバムのおかげですね。まとめると、我々のニューチャプターは、自分たちを取り戻しながら、アップデートしていくフェーズ。『反復』も『伝統』も、それぞれ近い感覚から生まれてきた言葉だと思います。

―これからの動きも楽しみです。

HIROSHI 今、これまで出したアルバムを数えてたんですけど、『Feel』が6枚目なんですよね。このバンド名って、NEWとOLDを反復しながら5枚のアルバムを出して、新しさと伝統の間を行ったり来たりしながら5回問い直すと答えが見つかるっていうゲームのルールだったんだって、たったいま気づきました。ここからがその2周目なんですね。

FIVE NEW OLDが語る、16年目の新章 『Feel』が開く別世界線──ジョジョ第7部感覚の現在地

『Feel』
FIVE NEW OLD
ワーナーミュージック・ジャパン
発売中

Track List(WMS盤/販路限定盤 共通)
1. Favorite Track
2. 18 again...
3. See Me True
4. Icarus
5. Daisy
6. Rainy Laundry
7. Paradise
8. Merry-Go-Round
9. Eloquence

streaming&DL
https://fino.lnk.to/FeelD

CD
https://store.wmg.jp/collections/fivenewold

ONEMAN TOUR 2026 「Feel」
4月4日(土)名古屋CLUB QUATTRO
4月5日(日)梅田CLUB QUATTRO
4月12日(日)札幌cube garden
4月18日(土)仙台ROCKATERIA
4月29日(水・祝)新潟RIVERST
5月23日(土)福岡DRUM Be-1
5月24日(日)岡山YEBISU YA PRO
6月19日(金)渋谷Spotify O-EAST
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