男女混合5人組バンド“フレンズ”が6月6日(木)、全国ツアー「青春チャレンジツアー」をスタートさせた。今回の「青春チャレンジツアー」は、フレンズの各メンバーが青春を過ごした場所を巡る全5公演のツアー。
6月6日(木)の初日公演「えみそん、ブクロでアゲアゲ3本勝負」は、えみそん(Vo)の思い出の地・池袋(LIVE INN ROSA)で行われた。“1日3回公演”で開催されたこの日のライブでフレンズは、質の高いポップミュージックとメンバーの個性的なキャラクターを中心にした、魅力あふれるステージを繰り広げた。 18時にスタートした第2部のオープニングは、配信限定シングル「iをyou」(テレビ東京系ドラマ24「きのう何食べた?」エンディングテーマ)。しなやかなグルーヴをたたえたバンドサウンドと「儚い 絶えない 願いを 叶えよう」というフレーズが広がり、観客はゆったりと身体を揺らし始める。三浦太郎(Gt,Vo)の派手なギターソロも気持ちいい。
「今回のツアーのテーマは“青春をチャレンジ”。今日はフレンズの曲を全部やります!」(えみそん)とメドレーコーナーへ。長島涼平(Ba)のグルーヴィーなベースラインに導かれた「Wake Up BABY」、えみそん、三浦太郎、ひろせひろせ(MC,Key)のハーモニーが響き渡った「咲かないで」、ディスコティックなサウンドときらびやかなメロディを軸にした「tonight」などをナチュラルにつなぎ、フロアの熱気をゆっくりと上げていく。 “元気になるおまじない”を観客がコールした「元気D.C.T~プロローグ~」からメドレーは後半へ。ニューシングル「楽しもう/iをyou」(6月26日リリース)の収録曲「おいでよラジオパーク」、さらに関口塁(Dr)のビートを軸にした極上のダンスチューン「塩と砂糖」「夜にダンス」を披露し、心地よい高揚感を生み出した。 本編の最後は、ニューシングルの収録曲「楽しもう」(映画「今日も嫌がらせ弁当」主題歌)を初披露。軽快なバンドサウンドとともに“最高に楽しもうよ!”というメッセージが伝わるこの曲は、フレンズに新たな代表曲になりそうだ。
アンコールの声に応えて再びステージに登場したメンバーは、大らかな解放感に満ちたパーティーチューン「地球を越えても」を演奏。フレンドリーな一体感のなかでライブはエンディングを迎えた。この日フレンズは、メドレーを含めて全39曲を披露。90年代の
J-POP、ヒップホップ、ソウル、ギターロックなどを融合したフレンズのポップミュージックをたっぷりと体感できる貴重なステージとなった。 “各メンバーが、それぞれの地元でやりたいことをやる”というテーマを掲げた「青春チャレンジツアー」はこの後、長崎、埼玉、長野、東京・新宿で開催。フレンズの豊かな音楽性とハッピーなパフォーマンスの魅力は、このツアーによってさらに多くの音楽ファンに浸透することになりそうだ。
そしてフレンズにとって初のシングル(会場限定発売を除く)となる ニューシングル「楽しもう/iをyou」を6月26日(水)にリリース。さらに11月から来年1月にかけて行われる「秋ワンマンツアー『シチュエーション・コメディseason4』」も発表された。ファイナルは2020年1月12日(日)の東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演。本日6月6日20時30分からチケット先行予約がスタートしているので、ぜひチェックしてほしい。
「~えみそん、ブクロでアゲアゲ3本勝負~」セットリスト
■第一部 M1 iをyou M2 ビビビ M3 DIVER M4 雨のフライデー M5 ベッドサイドミュージック M6 街 M7 DON'T STOP M8 シルエット M9 そんなかんじ M10 NO BITTER LIFE M11 とけないよ M12 原宿午後6時 M13 パーティーしよう! M14 楽しもう Encore 地球を越えても ■第二部 M1 iをyou M2 Wake Up BABY M3 シンデレラガール M4 咲かないで M5 夜明けのメモリー M6 TITLE ROLE M7 tonight M8 またねフォーエバー M9 元気 D.C.T~プロローグ~ M10 fisherman M11 おいでよ ラジオパーク~どっちかならYES!~ M12 塩と砂糖 M13 夜にダンス M14 楽しもう Encore 地球を越えても ■第三部 M1 iをyou M2 NIGHT TOWN M3 喧噪 M4 Thema M5 SUMMERLIKE M6 夏は来ぬ M7 夏のSAYにしてゴメンネ M8 常夏ヴァカンス M9 元気D.C.T~憧れのマチュピチュ~ M10 タイミング~Timing~ M11 オールタイムラブ! M12 Hello New Me! M13 Love,ya! M14 楽しもう Encore 地球を越えても
photo:Ray Otabe text:森 朋之