欧米で日本の 80年代ポップスが再評価され、コンピレーションやリイシュー企画が組まれたり、当時のアナログ盤が高値で取り引きされるなど、いわゆるシティー・ポップがネットを中心に盛り 上がっている昨今、竹内まりやの 1984年発表の「プラスティック・ラブ」をリエディットした音源がアメリカの音楽サイト発信で話題となり<YouTube>では 850万回再生超え、この影響からかtofubeatsやFriday Night Plansといった日本人アーティストがカヴァーをリリース、更には本家が新たにMVを発表するなど、「プラスティック・ラブ」現象を国内外で巻き起こした張本人の一人である、韓国のプロデューサー/DJ、Night Tempo。 角松敏生とダフト・パンクをこよなく敬愛し、日本の80年代ポップスやアイドルの作品のカセット・テープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンル「ヴェイパー・ウェイヴ」シーンの人気アーティストである彼が、今年4月にリリースしたアイドル・デュオ最高峰、Winkの往年の名曲の公式リエディットに続く第二弾に選んだのは、昨今の所謂「シティー・ポップ」シーンでは女神として崇めたてられている、70年代後半から活動を続けるポップ・アーティストの代名詞=杏里。
『杏里 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』と銘打った第二弾作品には、シティー・ポップ・シーンで人気の「Remember Summer Days」を始めとする以下4曲が、Night Tempoの手によりフューチャー・ファンクにアップデートされ収録されている。 ジャケット・アートワークは前作に続き、Night Tempoとタッグを組んで活動している韓国のレトロ・ペインティング・アーティスト: tree 13 によるもの。新宿「ビームスジャパン」で 6月に開催されている「2050年のファンシーショップ」をコンセプトにしたポップアップイベント『menmeiz.com』でキュレーターの一人に抜擢されるなど、ファッション・シーンからも熱い注目を集める新鋭イラストレーター。 6月にはTBS RADIOによるイベント「ASIAN MUSIC JUNCTION vol.1」で注目の若手アジア系アーティストと共演、人気番組「アフター6ジャンクション」にも出演、ライムスター宇多丸氏と昭和歌謡/シティー・ポップ談義で花を咲かせた。また一十三十一やGhost like girlfriendといっ た日本人アーティスト楽曲のリミックスも手掛けるなど、日本での存在感が着実に増している中、LA公演後にはフジロックフェスティバル’19の出演の為に、絶好のタイミングでリリースする本作を引っさげ、再び来日。3日目(7月 28日日曜日)レッドマーキー深夜でのDJプレイが決定している。
杏里の歌声が響き渡る苗場の夜を見逃せない。
海外のシティー・ポップ・ブームを巻き起こした立役者の一人、韓国のNight Tempo、公式リエディットに続く第二弾は杏里!
1. Remember Summer Days 当時のアルバムには未収録ながらも、大ヒット・シングル「悲しみがとまらない」のB面にのみ収録されファンには知られた1曲。リスペクトする角松敏生氏による洗練されたサウンドが特徴のミディアム・ファンク。 2. Lady Sunshine 83年発表のアルバム『Bi・Ki・Ni』収録曲。オリジナルはグルーヴィなベース・ラインと派手なブラス・セクションに表れるような、角松敏生氏の御家芸であるディスコ・ファンク・サウンドが前面に出たサマー・チューン。 3. Love Is A Two Way Street オリジナルは当時一世を風靡したニュー・ジャック・スイング/ブラック・コンテンポラリーのサウンドを取り入れたダンサブルなトラックが印象的な、93年発売の「1/2&1/2」収録曲で、作曲は杏里本人によるもの。
4. Groove A Go Go ロサンゼルスでのレコーディングを敢行し、TOTOのジェフ・ポーカロやE,W&Fのフィリップ・ ベイリーなど豪華ミュージシャンが参加した89年発表作品『CIRCUIT of RAINBOW』収録曲。ドラマ「ハートに火をつけて!」の主題歌に起用されたR&Bナンバー。

City Pop, Future Funk コメント

世界の重要人物 =「杏里」さんの素敵な夏のアンセムでオフィシャル・昭和グルーヴを作ることができて、感激しました。 僕の神 =「角松敏生」さんがプロデュースした「Remember Summer Days」「Lady Sunshine」と、隠れた名曲「Groove A Go Go」「Love Is A Two Way Street」まで! 最高な夏です。