株式会社徳間書店は、 DeNA川崎ブレイブサンダースに所属する、 ニック・ファジーカス選手の半生を描いた『決断 バスケットボール 背番号22の軌跡』を8月9日(金)に発売した。 初の自伝となる本作は、 NBAからヨーロッパ、 NBL、 B.LEAGUEを渡り歩き、 バスケットボール男子日本代表のワールドカップとオリンピック出場の救世主として活躍する現在までの軌跡を描く。
「世界に日本のバスケの強さを見せたい」 。 ワールドカップ予選0勝4敗から奇跡の8連勝で、 日本のワールドカップとオリンピックの出場は決まった。 飛躍的なチームの躍進の背景にいたのは、 日本に"帰化"した元NBAプレーヤー、 ニック・ファジーカス選手だった。 父親の影響で5歳からバスケットボールを始め、 ネバダ大学ではNCAAトーナメントまで導いた。 大学卒業後にドラフトで指名されたものの、 NBAではほとんど出場機会も恵まれず、 ベルギー、 フランス、 フィリピンを渡り歩き、 バスケ後進国だった日本へ。 バスケットボール男子日本代表のワールドカップ出場を勝ちとり、 そして2020年の東京オリンピック出場を獲得するまで、 ニック・ファジーカス選手の波乱万丈のバスケットジャーニーに迫る。井上雄彦氏のイラスト「ニック・ファジーカス」も特別収録。 川崎でも日本代表でも背番号22をつけている。 全国の人に22番、 ニック・ファジーカスを覚えていただきたい。 それとここまで来るには決して 平坦な道のりではなかったことをわかってもらいたい。 僕のバスケットジャーニーを、 みなさんと共に。 (プロローグより)

本書の内容より

プロローグ 背番号22番 第1章 日本1年目の決断 2012年6月2日、 僕の運命を左右する一日 正式オファー 初来日 日本デビュー 最下位だったチームがプレーオフへ 第2章 キャリアを決める高校での決断 さまざまなスキルを学べた幼少期 12歳―シュートフォームを変える 高校時代―シューティングガードからセンターへ ネバダ大学を選んだ理由 第3章 ネバダ大学とNBAでの決断 大学での成長 NBAドラフト NBAデビューからの転落 ラモン・セッションズとのケミストリー ナゲッツでの不振 第4章 ヨーロッパでの決断 デーブとのヨーロッパ フランスでの絶望感 ケガの後遺症 痛みを抱えたままでのプレー バスケ人生、 最悪な時 16時間のドライブ フィリピンからのオファー 第5章 NBLからB.LEAGUE初年度 NBLで優勝した年のあとに 2015ー16シーズン プレーオフセミファイナル、 栃木との闘い アイシンとのファイナル/第1戦~第4戦 アイシンとのファイナル/運命の第5戦 B.LEAGUE初年度 ライアン不在の3カ月間 2017年5月27日、 B.LEAGUEファイナル 第6章 帰化、 そしてワールドカップに行く決断 来日5年目で考えたこと 帰化への険しい道のり フリオ・ラマス 日本代表ヘッドコーチ オーストラリアとの対戦 日本のアドバンテージ 富山でのワールドカップ予選 ワールドカップへ王手 ワールドカップ組み合わせ抽選会 第7章 僕に刺激を与えてくれる存在 川崎で共に戦う3人 代表のチームメイト 桜木ジェイアールという存在 NBAのレジェンド ダーク・ノビツキー 癒しの存在 大事なルーティン オリンピック エピローグ バスケットジャーニーは続く
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